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2019年度冬・傾向と対策②・「教育政策」

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「教育政策」は必修科目と同時にリニューアルされましたが、「信じる者は救われる」という予想が当たり、土日合せて全24問中3分の一の8問が過去問から出題されました。この傾向は今期も引き継がれると予想され、章によっては過去問がかなり有効だと思われます。
過去問が出題された章は、1章が3問中2問、2章は3問すべて、3章・5章・8章がそれぞれ3問中1問、という内訳でした。
ちなみに出題される章は規則的で、土曜日は全12問中、1章~4章までがそれぞれ2問ずつ、日曜日は、5章~8章までが各2問ずつ出題されました。

第1章 
予想問題1 今世紀に入り,「教育の構造改革」と言われる日本の教育改革について説明している,次のうちから,不適切なものを選べ。
① 教育改革が促されてきた背景には,教育の失敗は国家の経済競争力を脅かすという信念が社会の中で広範囲に共有されてきたことや,成功した民間部門の経営手法を公的行政部門に導入し行政の効率性,有効性を図っていく考え方が社会的に受容されてきたことなどがある。
② 従来の自治体や学校の自由裁量を尊重する出口管理型の教育行政手法から,具体的な成果を生み出すために,自治体の教育行政運営や学校の教育活動を政府の方針に沿って進めるよう参入規制とプロセス管理を強める入口管理型の教育行政手法に転換を図っている。
③ PISA型学力に象徴されるような 21 世紀型学力育成が提唱される背景には,経済・社会のグローバル化や高度知識社会化による産業・就業構造の変化の下で,新たな産業等に対応した非定型的分析,相互作用的業務が増大し他者と係りながら情報を的確に入手,分析,統合し新しいアイデアや企画立案等を生み出す資質・能力が求められてきている等の事情がある。
④ 新学力の育成は小・中学校の義務教育段階で先行しそれなりの成果をあげてきているが,その成果と取り組みが,高校や大学等にうまく継続されていないという問題認識から,高校教育と大学教育,そして,その教育的接続を図る大学入試改革が重視されている。


予想問題2 次の文は,学力観や教育課程の見直しとともに教育活動とその成果を誰がどのように適切に管理していくのかという教育の統治(ガバナンス)のあり方をも見直すことを目指している今次の教育改革(=教育の「構造改革」)の特徴を説明したものである。文中の に入る適切な語句を,以下のうちから選べ。
「教育の『構造改革』と呼ばれる今次の教育改革では,学力を従来の知識蓄積型学力ではなくアウトカム型学力,即ち,何を知っているかではなく具体的に何ができるかという学力観への転換とともに,そうした学力観の転換に適合した(  )の教育システムと教育行政手法への改革―具体的には,自治体や学校への権限移譲に伴う成果を重視した評価システムの構築を目指している。」
① 入口管理型
② 出口管理型
③ プロセス(過程)管理型
④ 教育条件整備型


予想問題3 次の文は,大学版21世紀学力(学士力)の育成の重要性を謳い大学教育の質的転換を求めた中央教育審議会答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」(2012年8月) の内容を説明したも のである。文中の に入る適切な語句を以下のうちから選べ。
「本答申では,これからの日本と世界は,予測困難な時代であり,答えの無い問題に対して自ら解を見出していく主体的な学修が必要であることを力説したうえで,従来の日本の大学教育には課題が多いと指摘し,従来の知識を頭に詰め込みその知識を再生するだけの偏った学修・学力等では社会・世界に通用しないと批判する。そのため,今後は,双方向型の教育と学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく( ) への転換が必要としている。」
① 能動的学修(アクティブ・ラーニング)
② e-learning
③ 生涯学習
④ 教科学習


オリジナル予想問題1 第3期教育振興基本計画における基本方針として適切でないものを選べ。
① どんな環境においても生涯学び続け活躍できる力を育成する。
② 社会の持続的な発展を牽引するための多様な力を育成する
③ 誰もが社会の担い手となるための学びのセーフティネットを構築する。
④ 教育政策推進のための基盤を整備する。


オリジナル予想問題2 「子どもの貧困対策に関する大綱」(2014 年8月閣議決定)が提言する、子どもの学習や学校の教育活動支援の充実をついて、適切でないものを選べ。
① 学習活動支援費(辞書・事典の購入費等)補助の創設
② NPOと連携した「子ども食堂」の拡充など食育の充実
③ 教育相談体制の充実のために貧困世帯と学校・教育委員会・福祉部局をつなぐスクールソーシャルワーカーの配置拡充
④ 学校支援地域本部を活用した無料の学習支援事業の実施等の推進


解答
予想問題1 ②
予想問題2 ②
予想問題3 ①
オリジナル予想問題1 ①
オリジナル予想問題2 ②



第2章
この章は、リニューアル後も変更点がない唯一の章で、過去問がそのまま使えるはずの章です。前回、3問とも過去問でした。

予想問題1 2008年の学習指導要領改訂にあたっての方針として,次のうちから適切なものを選べ。

① 国語科だけでも十分な言語力育成が図られるように,国語の時間数を増やすこと。
② 中学校での生徒の選択の幅を広げるために,選択科目を一定数設けること。
③ 「総合的な学習の時間」を存続させ,活用や探究の学習を確保すること。
④ 家庭学習をしなくても学力がつくように,授業の時間数を増やすこと。


予想問題2 2008 年に告示された現行学習指導要領において,改訂の背景について適切なものを選べ。
① 学力低下が問題とされ,学力向上が目指されるようになっていた。
② 教科の時間数を削減しないと子どもにゆとりがなくなると主張されていた。
③ 子どもが自分で選択できる科目を増やしていくべきという主張が強まっていた。
④ ゆとりの中で生きる力を育むという理念が生まれつつあった。


予想問題3 2008年に告示された現行学習指導要領において,改訂されたときの方針として適切なものを選べ。
① 「生きる力」という理念がひきつがれたので,実技教科の時間数が増えた。
② 小学校では,総合的な学習の時間の中で外国語の学習をするよう求めた。
③ 中学校では,それまで必修教科としていた時間数の一部を選択教科に割り当てた。
④ 習得・活用・探究という理念のもとで,バランスのとれた学力をめざした。



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ①
予想問題3 ④


第3章
予想問題1 次のうちから,適切でないものを選べ。
① 経営学者バーナードによれば,組織には公式組織と非公式組織があるとされる。
② 学校の場合は,その活動に関わりがある人という意味でステークホルダーというとらえ方があり,そうした人たちからの評価を学校関係者評価として位置づけている。
③ 学校が保護者や地域住民と連携・協力関係を深めると,学校への理解が深まり,新しい教育成果が生まれるのではないかと期待されている。
④ 中教審答申「新しい義務教育を創造する」(平成17年)で9年制の義務教育学校の設置が決まった。


予想問題2 学校組織や学校評価の改革について適切でないものを選べ。
① 学校教育法が改正され,各学校に主幹教諭を置くことが出来るようになった。
② 学校組織マネジメントはPlan-Do-Check-Action というPDCAのサイクルが,らせん的に向上するように展開されることが望ましい。
③ 学校教育法が改正され,同法施行規則で学校の自己評価と学校関係者評価(保護者や地域住民等が行う),第三者評価のすべてが学校に義務づけられた。
④ 指導教諭とは,子どもの教育や保育をつかさどりながら,他の教職員の教育指導や保育の改善および充実のために必要な指導および助言を行う学校職員のことである。


予想問題3 次のうちから,正しいものを選べ。
① 学校教育法第37条では「主幹教諭は,校長及び教頭を助け,命を受けて校務の一部を整理し,並びに児童の教育をつかさどる。」とされる。
② 学校組織のマネジメントとして,PDCAのマネジメントサイクルを活用し,学校監査を適正に推進することが求められている。
③ 学校間の段差として,「小1ギャップ」や「中1プロブレム」などという言葉があり,意識的にそのような飛躍の機会をつくることが重要であるとされる。
④ 地域運営学校(コミュニティスクール)では,教育活動の一部を地域社会にゆだねることが認められている。


オリジナル予想問題1 教職員の経験や年齢構成,地域性,規模等の組織特性に合わせて,調和のとれた学校運営を進めるために期待されることとして適切でないものを選べ。
① 校長の強いリーダーシップの下に,上意下達式の運営を徹底し、職員会議,運営委員会等の組織的な対応をスピード感持って行うこと。
② 関係者間での報告や連絡,相談などの機能を充実させる工夫を重ねると同時に,多忙化や煩雑化等を助長しないように運営する。
③ すべての教職員が当該学校の「チーム」の一員としての意識を持ち,協働体
制を構築して,各人の良さを生かし,相互に支援や助言などを活用しながら,組織力の最大化を図ること。
④ 児童生徒の教育を受ける権利を保障し,各学校段階の目的や目標等の実現を効果的に営む。


オリジナル予想問題2 9年間の小中一貫・連携教育の成果として期待されるものについて適切でないものを選べ。
① 9年間の学びの連続性や系統性が保障される。
② 年齢差が大きいことが長幼の序を教えるのに役立ち、また異年齢間の交流により社会性の涵養が容易になる。
③ 小学校高学年での教科担任制や教科指導の専門性を活かした教育が実現できる。
④ 保護者や地域にとっては,防災教育等の地域合同の諸活動が実現できる。



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ③
予想問題3 ①
オリジナル予想問題1 ①
オリジナル予想問題2 ②



第4章
出題される問題は、「組織的対応」にかかわるもので、リニューアル後に出題された問題は新しい問題ですが、内容的には過去問と大した違いはないので以前の過去問での対策が可能です。

予想問題1 組織的な対応を行う風土を阻むものは何か,もっとも適切なものを次のうちから選べ。

① 組織的対応を行う風土は,授業研究によって阻まれる。
② 組織的対応を行う風土は,情報を共有しない態度によって阻まれる。
③ 組織的対応を行う風土は,それぞれが学校の諸課題に気づくことで阻まれる。
④ 組織的対応を行う風土は,実践の目標を共有することで阻まれる。


予想問題2 講義で取り上げた組織的対応について,次のうちから適切でないものを選べ。
① 組織的対応の必要な場面は,限られる。
② 組織的対応は,個人の力を超えた成果を生む。
③ 組織的対応は,特別支援教育の分野でも有効である。
④ 組織的対応は,反社会的な問題行動でも有効である。


予想問題3 学年で行う行事の担当となった。同僚性を持って協働する教員としてもっとも適切でない行動を,次のうちから選べ。
① 自分の担当した役割についても,他の教職員の意見に報告や相談を行う。
② 自分の担当した役割については,すべて自分ひとりで決定する。
③ 他の人の役割についても,状況把握に勤め,お互いに率直に意見を言い合う。
④ 手助けが欲しい時には,周囲の教師に協力を求める。


オリジナル予想問題1 チーム学校を実現するための視点として適切でないものを選べ。
① 校長のリーダーシップの下,学校のマネジメントを強化し,組織として教育活動に取り組む体制を創り上げるとともに,必要な指導体制を整備すること。
② 学校や教員が心理や福祉等の専門家(専門スタッフ)や専門機関と連携・分担する体制づくり。
③ 人材育成や業務改善など教職員各人が力を発揮できる環境整備
④ チーム学校実現の前提として、個々の教員が個別に責任もって教育活動に取り組むこと。


オリジナル予想問題2 スクールソーシャルワーカーの役割と活用について適切でないものを選べ。
① SSWは、現在、活用事業として位置付けられてはいるが、SCのように、平成29 年より学校教育法施行規則にて児童・生徒の福祉に関する支援に従事する、とは位置づいていない。
② SSW とは,「児童生徒の最善の利益を保障するため,ソーシャルワークの価値・知識・技術を基盤とする福祉の専門性を有する者として,学校等においてソーシャルワークを行う専門職である」(文部科学省2017)
③ SSW は,地域の中で家族の生活を支えるため,地域の福祉資源につなぐことや,家族生活の現実的な問題解決を行うことができる。
④ 心の動きを丁寧に支えるSC と,学校外の生活を現実的に支えるSSW の双方がいることで,学校内外の子どもの生活を総合的に支えていくことが可能である。



解答
予想問題1 ②
予想問題2 ①
予想問題3 ②
オリジナル予想問題1 ④
オリジナル予想問題2 ①



第5章
この章も過去問から1題出題されました。今期も可能性大です。

予想問題1 教育課程などに関連したボランティアや民間人の活用の今後の在り方についての市区町村教育委員会の考え方を説明した記述として,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 授業等に協力を得られれば,教育活動の幅が広がる。
② 学校側ニーズとの調整は,教職員の役割が重要になる。
③ 教職員が一人一人の子どもと向き合う時間を生み出すために必要。
④ ボランティアや民間人に代えて塾などに教育委託する方法が適切。


予想問題2 市区町村教育委員会が考える,教育課程などに関連した,ボランティアや民間人の活用の今後のあり方について,次のうちから,正しいものを選べ。
① 学校と地域との連携の利点の一つとして,「教育活動の幅が広がる」ことが指摘されるが,人口規模による違いがあり,人口2万人以下の小規模自治体では,その選択肢を選ぶ自治体はほとんど見られない。
② 人口30万人以上の自治体では,地域連携によって「教育の活動の幅が広がる」とする枝の選択肢は1位であるが,「教職員が調整役を務めるような現状では負担感が増す」という枝が2位になっており,学校と地域の連携に否定的な傾向が見られる。
③ 「学校側ニーズとの調整は教職員の役割が重要になる」の枝の選択順位は,人口規模にかかわらず高く,「教育活動の幅が広がる」や「教職員が子供一人一人に向き合う時間を生み出すために必要」という利点を生かすための,学校ニーズの生かし方が課題になっている。
④ 「学校の自主性の問題なので,学校の判断に委ねるべき」の枝に対する選択順位は,人口規模にかかわらず1位になっている事例が多く,「学校の自主・自立」を目指す教育改革と「学校と地域連携」の推進との調整が課題になっている。


予想問題3 これからの学校と地域との関係について,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 地域住民や保護者の学校教育への理解が高まり,学校と家庭,地域とが共同歩調で子どもの教育課題に対応する可能性が高まる。
② 教職員だけでは担うことに限界がある教育活動に,地域の人材の活用などを進められる。
③ 地域住民や保護者などの誤解に基づく批判や不満などの発生を最小限にとどめることができる。
④ 教職員の負担を軽減し,学校の役割を進路指導に限定する観点から,塾の学校教育参入を想定した支援が重要という国の政策が打ち出されている。


オリジナル予想問題1 なぜ学校と地域・保護者との連携協力が模索されるか。「地域とともにある学校づくり」と関連して次のうちから適切でないものを選べ。
① 学校と地域・保護者とが連携協力することで,地域住民や保護者の学校教育への理解や信頼感が高まり,共同歩調で子どもの教育課題に対応する可能性が高まる。
② 学校の教職員のみでは担うことに限界がある教育活動に地域人材やNPO 等の活用の促進が可能になる。
③ 地域住民や保護者が学校教育や学校運営に参加することで、地域住民や保護者からのクレームがなくなり、教職員が安心して教育活動に専念できる。
④ 震災などに際して,地域社会の拠点としての活用がスムーズに進められる可能性が高まる。


オリジナル予想問題2 学校と地域との連携協力から地域協働学校の創造へ、にかかわって適切なものを選べ。
①「学校運営協議会」は、努力義務を下地にした設置形態から,任意設置に切り替わった。
② 子どもの認知的能力育成と緊密に関係する非認知的能力育成の大切さが強調される今日,学校をコアにし,かつ,多様な外部セクターとネットワークで結ばれる「地域協働学校」構築は,教育界が取り組むべき重要課題になっている
③ 地域社会の子育て・教育を取り巻く現実は,地域社会の複合性,多様性など
を踏まえ,総合行政として対処される必要がある
④ 個々の学校を包む保護者・地域社会やNPO,多様な公共セクターとのネットワークを生かしてこそ,はじめて子どもの生き生きした学び,成長を保障することができる。



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ③
予想問題3 ④
オリジナル予想問題1 ③
オリジナル予想問題2 ①



第6章

予想問題1 次のうちから,適切なものを選べ。
① いじめ防止対策推進法でいう学校とは,幼稚園,小学校,中学校,義務教育学校,高等学校,中等教育学校,特別支援学校,大学を指す。
② 児童生徒から教員に対する暴力行為に対して,教員が防衛のためにやむを得ずした有形力の行使であったとしても,身体への侵害又は肉体的苦痛を与えた場合は体罰には該当する。
③ いじめの訴えに対していかなる措置を執るかは,一義的に定まるものではなく,いじめの重大性等に応じ,事実の確認の方法,いじめをした児童への指導の方法,他の児童への説明,保護者との意思疎通の在り方などの諸点において,学校側の裁量にゆだねられている部分があるとした裁判例が存在する。
④ 国家賠償法が規定する公の営造物とは,校舎や体育館等の不動産のみを意味し,校庭に設置されている鉄棒や教室の机や教具等が含まれることはない。 


予想問題2 次のうちから,もっとも適切なものを選べ。
① 大規模災害の場合,どのような被害が生ずるのか誰も予測がつかないことから,その災害に起因して児童・生徒が死傷するような事態になったとしても,学校設置者の法的責任が問われることはおよそあり得ない。
② いじめ防止対策推進法は,学校に求める「いじめに対する措置」として,被害児童・生徒とその保護者に対する方針は規定しているが,加害児童・生徒とその保護者に対しては,何ら言及していない。
③ 公立学校の教員に対し,一般公務員と比較して厳しい懲戒基準が設定されることについて,日本国憲法の平等規定に違反すると考えるのが裁判例の一般的傾向である。
④ 学校は,公立・私立の区別を問わず,法的な存在であり,日本国憲法=教育基本法を頂点とする多様な教育関係法規の見えざる「法の網」の下で運営されている。


予想問題3 次のうちから,もっとも適切なものを選べ。
① 学校教育法1条が規定する学校(以下,学校とする)は,いつの時代も子どもを育てるための重要な教育施設として,すべての保護者や地域住民から理解され,温かい視線が送られている。
② 学校の設置者は,公立・私立の区別を問わず,学校の施設・設備の安全性に問題があったことに起因して事故が発生した場合,国家賠償法の規定に従い,損害を賠償する法的義務を負う。
③ 体育の授業中,高校生が,教員の指示を無視してプールに飛び込み負傷した場合,判断能力があると認められる高校生であり,負傷の原因は教員の指導に従わなかった点にあることから,学校設置者が法的責任を問われることはおよそあり得ない。
④ 学校事故は,学校教育の法化現象が最も進行している領域の一つである。


予想問題4 次のうちから、適切なものを選べ。
① 学校の教員は、親代わり的存在であり、児童・生徒の成長・発達に配慮さえすれば一定の範囲で有形力を行使することが認められている。
② 昭和から平成に変わる頃から、教育紛争が司法の場に持ち込まれるケースが増えている。
③ いじめ防止対策推進法は、いじめを、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が,加害の意図を持って、一方的に行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものと定義している。
④ 厚生労働省の調査によれば、2017年度、全国で18歳未満の子どもがいる世帯は55%と過半数を超えている。


オリジナル予想問題1 「いじめ」の捉え方にかかわって、適切なものを選べ。
① 学校は、児童生徒が集団活動を通して人格の陶冶をはかる場であるので、「いじめ」を成長の機会をはらんだ人間関係の「トラブル」として捉え、いかなる場合も教育的見地から対応すべきである。
② 昨今の「いじめ」は、児童生徒が乗り越えて成長する人間関係の「トラブル」を越えているので、「いじめ」と認定された限りは法的責任を追及される可能性が存在するのはやむをえないことである。
③ 教育的見地から教員に対応が求められる「いじめ」と,法的責任を追及される可能性が存在する「いじめ」は明確に区別されるべきである。
④ いじめ損害賠償請求訴訟において、「いじめ」を峻別すべきであるという判例はまだ一度もない。


オリジナル予想問題2 学校事故とダメージ・コントロールについて適切でないものを選べ。
① リスクが溢れている学校での事故は、学校教育の法化現象が最も進んでいる領域と言っても過言ではない。
② 2018(平成30)年夏,特別支援学校における誤嚥事故への対応に過失が存在したとして,損害賠償の支払いを命じる判決が下されている。
③上記の判決では,適切な救命処置を行う義務と応援を要請する義務の二つの義務の存在を認めた。
④ 教員は、生徒の命にかかわる事故に遭遇した場合を想定し、在職中に一度は救命措置のための講座を受講すべきである。



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ④
予想問題3 ④
予想問題4 ②
オリジナル予想問題1 ③
オリジナル予想問題2 ④



第7章

予想問題1 学校保健安全法について、次のうちから適切なものを選べ。

① 学校保健安全法によると、学校は学校安全計画を策定しなければならない。
② 学校保健安全法によると、学校は通学路の安全点検を必ず行わなければならない。
③ 学校保健安全法によると、学校は公務分掌に安全主任を置かなければならない。
④ 学校保健安全法によると、学校は施設設備の安全点検を年1回行う。


予想問題2 危険等発生時対処要領(危機管理マニュアル)について,次の記述のうちから,適切でないものを選べ。
① 危険等発生時対処要領は,教育委員会が作成したものを必ず使用する。
② 危険等発生時対処要領には,危機発生前の準備(たとえば備蓄など)も含む。
③ 危険等発生時対処要領は,訓練を行って問題点があれば改善を図る。
④ 危険等発生時対処要領では,管理職の不在時など様々な状況を想定して作成する。


予想問題3 地震が発生した場合の児童生徒の避難に関して、次のうちから、不適切なものを選べ。
① 地震の揺れに対して「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」場所へ避難する。
② 校庭にいた時に地震が発生したら、急いで校舎に入り、机の下に避難する。
③ 津波の危険性がある場合は、校内高所か校外高台へ直ちに避難する。
④ 校舎が耐震化されていても、非構造部材の落下,転倒が想定されるので,注意が必要である。


オリジナル予想問題1 自然災害以外の、事故・事件への学校の危機管理について、適切でないものを選べ。
①必要に応じて通学路,子どもたちの活動範囲を把握し,事件・事故等に巻き込まれやすい場所を,教職員や保護者等によって点検を実施し,地域と連携して必要な改善を図る。
② 食物アレルギーではエピペン® の使用,突然の心停止ではAED の使用を含む心肺蘇生の実施など,秒を争う対応が求められるので、教職員として,必要とされる知
識とスキルを獲得して,確実に児童生徒等の命を守らねばならない。
③ 学校の管理下で発生した事故,特に重大事故については,「学校事故対応に関する指針」に基づき,学校で行う基本調査は1週間以内に完了させ,必要に応じて教育委員会による詳細調査を実施する。
④ 被害児童生徒等の保護者に寄り添って,適切に対応しなければならない。



解答
予想問題1 ①
予想問題2 ①
予想問題3 ②
オリジナル予想問題1 ③


第8章

この章は、前回、1問過去問からの出題がありました。今期もこれまでの過去問がそのまま有効だと思われます。

予想問題1 少年による殺人の発生率の国際比較によれば,日本は英・米・独・仏などと比べて際立って低い水準にあるが,そうした日本の低水準を支えている要因として欧米の研究者・関係者が評価しているのは何か。次のうちから,適切なものを選べ。

① 日本経済の成功(豊かさ)
② 日本の殺人・強盗の検挙率の高さ
③ 日本の学校・地域コミュニティのケア機能
④ 日本の伝統文化


予想問題2 文章中の( )に入る語句としても適切なものを,以下のうちから選べ。
高校進学率が90%を越えた1970年代後半以降,校内暴力・いじめや不登校などが「教育病理」だとして問題視されるようになり,「日本の教育は時代遅れになっている。根本的な改革が必要だ」と言われて,90年代以降,学校5日制の導入と「生きる力」の育成をスローガンに掲げた改革や,公立中高一貫校(中等教育学校)、施設・設備面などの点で優遇された小中一貫校・義務教育学校、学校選択制の導入といった改革が進められるようになった。しかし,こうした「病理的」現象は,日本に固有のものではなく,青少年期の教育が学校で行われ拡大する「学校化」社会,刺激と誘惑の多い都市化社会・高度情報消費社会が共通に抱える文化社会的問題(社会病理)であり,上記のような(   )の改革を進めたからといって解決される問題ではなかった。
① 教育内容   
② 入試制度
③ 教育制度   
④ 社会制度
 


予想問題3 次の文章で説明をしている高校と大学の量的拡大(進学率上昇)の4段階とその各段階の特徴(a~d)について、適切な組み合わせを以下のうちから選べ。
アメリカの教育社会学者マーチン・トロウは高校教育と大学教育の展開について、「量的拡大は質的変容をもたらす」という命題を立て、進学率15%までを1.エリート段階、50%までを2.マス段階・大衆化段階、50%以上を3.ユニバーサル段階と呼んだ。それに加えて、潮木・天野・麻生・藤田は90%以上を4.準義務化段階と呼んだ。
高校進学率は1955年にはユニバーサル段階に入り、高度経済成長期を通じて急上昇し、70年代半ばには4.準義務化段階に入った。大学・短大進学率も高度経済成長期にマス段階に入り、専修学校制度が始まった76年以降、専修学校専門課程への進学者も含む高等教育進学率はユニバーサル段階に入った。
[量的拡大の4段階]
1.エリート段階
2.マス段階
3. ユニバーサル段階
4.準義務化段階
[各段階の特徴]
a 進学しないという選択が難しくなり、不本意進学・不本意就学が増える。
b 初年次教育や補習教育(リメディアル・エデュケーション)の必要性が高まり
実施される。
c 進学機会が非エリート層にも拡大し、教育面で実学や実用性も強調されるように
なる。
d 前期中等教育段階(中学校)から複線型になっている場合が多く、後期中等教育
段階(高校)では古典語・外国語や教養教育も重視される場合が多い。
①:1-d、2-a、3-c、4-b
②:1-d、2-b、3-c、4-a
③:1-d、2-c、3-b、4-a
④:1-d、2-c、3-a、4-b
 



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ③
予想問題3 ③

*第8章の問題の解答は、リニューアル前からなぜか②か③のどちらかです(1回だけ①)。①や④が正解だと思った方は自分を疑ってみてください。

大丈夫です!
あなたは楽勝に合格します!

あなたは一人じゃあない!

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No title

第7章予想問題1の解答は④で合っていますか?
安全点検は学期につき1度以上だったと記憶していますが変わったのでしょうか

Re: No title

申し訳ございません。
以前にもご指摘があり、訂正するのを怠っていました。
その通り、「毎学期1回」です。
ここの正答は①です。
訂正しておきました。

ドジ


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ドジさん

Author:ドジさん
教員免許更新で眠れぬ夜をお過ごしのチキンな方々に、ドジさんがお役立ちの情報をお届けします。合言葉は、
「テキトー」講習で
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