18年度冬・傾向と対策⑨「幼児教育の最新事情と展望」

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昨夏のリニューアルで、まったく新しい科目として登場してきた「幼児教育の最新情報と展望」でした。これまでなかった幼稚園教諭や保育教諭の免許更新に特化した選択科目として内容的にも大変志が高い科目として立ち上がりました。管理人も、初めてテキストを読んだ時は、学校教育に携わる人も学んで損はない、というか是非学んだほうがいいと思われるような子ども論や教育論が展開され圧巻でした。これ「必修科目にしてもいいんじゃね?」って思った程です。
ただ、残念ながら、実際の修了認定試験では、幼児教育にかかわる歴史的な細かな事実を問うような問題がいくつか出題され、ようやくスタートした「幼児教育」の免許更新の試験問題としてはいかがなものか、と少し課題が残ったような気がしました。
章別の出題数は、いきなり最初からランダムとなっています。第4章だけ土日それぞれ1問ずつしか出題されませんでした。第8章は土曜日に1問、日曜日に3問,、計4問出題されるというアンバランスさです。
「傾向と対策」として、昨夏に出題された過去問と、夏に管理人が作成した予想問題をお示しします。

第1章
前回出題されたテーマは、「幼児教育の質」、「教育の質の評価」、「環境を通しての教育」の3問でした。

予想問題1【過去問】 幼児教育の質について次のうちから,正しいものを選べ。
① 構造の質とは,環境や保育者と子ども等とのやりとりのあり方のことである。
② プロセスの質とは,園の運営や計画,研修など,チームで保育にあたることである。
③ 構造の質とプロセスの質は,幼児教育に独立に影響を及ぼす。
④ 幼児期に質の高い教育を受けることは,その後の非認知スキルの発達に影響を及ぼす。


予想問題2【過去問】 教育の質の評価について,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 教育の質は,標準化されたスケールで測定すれば十分に質を捉えることができる。
② 教育の質評価スケールによる評価は,地域や文化の影響を受けるものである。
③ 教育の質評価では,結果だけでなくその理由に基づく改善が重要である。
④ 教育の質改善には,保育者、保護者の対話が重要である。


予想問題3【過去問】 環境を通しての教育について,次のうちから,正しいものを選べ。
① 保育者が子どもに環境との関わり方や意味を伝える必要がある。
② 保育者が物理的環境を準備し,後は見守っている必要がある。
③ 保育者は幼児と共によりよい教育環境を創造する必要がある。
④ 保育者は子どもがさまざまな環境にふれるよう,特別な環境を設定する必要がある。


予想問題4 現在の日本の幼児教育を取り巻く状況として次の①~④の中から適切でないものを一つ選びなさい。
①2020年4月から実施される3歳から5歳児の幼児教育の無償化により、幼児期の教育の質は重要な課題となっている。
②乳幼児期の教育はその後の生涯にわたる人格形成の基礎を築き、学び方を学ぶ基礎となることがわかってきて、保育・教育の質の確保・向上の重要性が指摘されるようになってきている
③幼児期に質の高い教育を受けた子どもは、そうした教育を受けていない子どもに比べて、言語発達や認知的な発達、学業成績等だけではなく、非認知スキル(社会情動的スキル)の発達にも影響を受けることがわかってきている。
④経済的に恵まれない子どもたちや心身にハンデを持つ子どもたちについては、幼児期の教育の質とその後の心身の健康や成長とは直接と結びつかないことがわかってきている。

予想問題5 幼児教育の質について述べた次の①~④の中から正しいものを一つ選びなさい。
①保育者と子どものやりとりと室内の環境が保育のプロセスの質として重要であり、子ども同士の関わりや、戸外環境はそれほど大きな役割を果たしてはいない。
②教師一人あたりの子どもの数や保育室の広さによって、そこで行われるやりとりの質は変化するし、限られた空間でも工夫によって質の向上は可能である。
③幼児教育の質は、子どもの経験の質からよりも大人側の視点から評価することのほうが重要である。
④幼児教育の質は、標準化された国際的な質評価スケールで評価することで十分確保できる。


予想問題6 次は、『幼稚園教育要領・第1章総則の1幼児教育の基本』の冒頭の一節である。(  )に当てはまる共通の語として正しいものを①~④の中から一つ選びなさい。
「幼児期の特性を踏まえ、(  )を通して行うものであることを基本とする。このため、教師は、幼児との信頼関係を十分に築き、幼児が身近な(  )に主体的に関わり、(  )との関わり方や意味に気付き、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり、考えたりするようになる幼児期の教育における見方・考え方を活かし、幼児と共によりよい教育環境を創造するように努めるものとする。」

① 環境
② 保護者
③ 自然
④ 絵本



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ①
予想問題3 ③
予想問題4 ④
予想問題5 ②
予想問題6 ①


第2章
前回出題されたテーマは、「幼児教育の資質・能力」、「幼稚園教育におけるカリキュラム・マネジメント」、「幼稚園,保育所,幼保連携型認定こども園のあり方」の3問でした。

予想問題1【過去問】 幼児教育の資質・能力について述べた,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 知識及び技能の基礎として,気付くことやできるようになることを大切にする。
② 思考力,判断力,表現力等の基礎として,試し工夫し考えることを大切にする。
③ 学びに向かう力などとして,意欲や粘り強く取り組むことを大切にする。
④ 人間性を根幹として,資質・能力をそこにまとめて,大切にする。


予想問題2【過去問】 幼稚園教育におけるカリキュラム・マネジメントとして求められていることについて、次のうちから,適切でないものを選べ。
① 教育課程等全体的な計画を適切に編成する。
② 教育課程等の実施の状況を評価し,その改善を図る。
③ 教育課程等の実施に必要な人的・物的な体制を確保し,改善を図る。
④ 幼稚園長の責務を果たすために,園長が各教諭に指示を徹底する。


予想問題3【過去問】 幼稚園,保育所,幼保連携型認定こども園のあり方について次のうちから,正しいものを選べ。
① 幼稚園,保育所,幼保連携型認定こども園の教育の共通部分を「幼児教育」と呼ぶ。
② 保育所も幼児期の学校教育として扱うこととした。
③ 幼稚園もその学校教育として 3 歳未満の子どもを含めて扱うこととした。
④ 背景として,小学校入学前の 5歳児においても,保育所に通う子どもが幼稚園に通
う子どもを大きく上回るようになったことが大きい。


予想問題4 3歳以上の幼児期の施設である、幼稚園・保育所・幼保連携型認定こども園のそれぞれの法的位置付けは現在どうなっているか、次の①~④の中から正しいもの一つ選びなさい。
①幼稚園・保育所・幼保連携型認定こども園、すべて学校である。
②幼稚園は学校で、保育所・幼保連携型認定こども園は児童福祉施設である。
③幼稚園・幼保連携型認定こども園は学校で、保育所は児童福祉施設である。
④幼稚園・保育所・幼保連携型認定こども園、すべて児童福祉施設である。


予想問題5 平成29 年3 月、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、保育所保育指針が同時改訂され、保育内容の5領域が、すべての幼稚園・保育所・認定こども園の3歳以上について指導されることになった背景として適切でないものを次の①~④の中から一つ選びなさい。
①5歳段階での就園率が幼稚園と保育所で同程度になり、日本の子どもたちの半分は幼稚園、半分は保育園に行く時代となった。
②世界的な研究調査で、幼児教育がその後の人生において重要な役割を果たすことが分かってきた。
③法改訂などにより、幼稚園だけでなく保育所においても幼児教育の実践が向上しつつある。
④幼稚園・保育園に子どもを預ける保護者たちの間から、義務教育段階へのスムーズな移行のために、識字教育を中心とした教育要求が高まってきた。


予想問題6 幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」について説明した次の①~④の中から適切でないものを一つ選びなさい。
①「10の姿」とは、幼児期に完成するということではなく、「なっていく」姿である。
②「10の姿」とは、幼児期までに獲得すべき資質・能力のあらわれをモデル化したものである。
②「10 の姿」とは、乳幼児の活動全体を通して資質・能力が内容の中で伸びていく様子を示すものである。
③「10の姿」とは、「力」でもなく、「行動」でもなく、具体的に様々な活動を通して見えてくる子どもの様子である。



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ④
予想問題3 ①
予想問題4 ③
予想問題5 ④
予想問題6 ②


第3章
出題テーマは、「分散型・共有型リーダーシップ」、「園外研修のあり方」、「園内研修での話し合いの進行」、の3つ、計3問でした。

予想問題1【過去問】 近年,教育や保育の文脈で注目されている「分散型・共有型リーダーシップ」の内容として,次のうちから,正しいものを選べ。
① 一人のリーダーが大きな権力やカリスマ性をもつ。
② リーダー以外のメンバーが,リーダーの命令や指示につき従う。
③ 組織のあらゆるレベルでリーダーシップが発揮される。
④ リーダーを頂点とする階層的な組織を形成する。

予想問題2【過去問】 園が組織として学び続け,向上していくための園外研修のあり方について,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 個々の保育者が外部で学んだ知識やスキルを園全体の成長のために生かすようにする。
② 園外研修の内容は,参加した人のみが個別に生かすようにする。
③ 園外研修の内容は,職員会議や園内研修の機会などを活用して共有するようにする。
④ 個の成長と園全体の成長,両方のために資する研修計画をつくる。


予想問題3【過去問】 園内研修での話し合いを効果的に進めるために,話し合いの進行の舵取りをすることを何と呼びますか。次のうちから、正しいものを選べ。
① ファシリテーション
② マインドマップ
③ ミドルリーダー
④ ラベルワーク


予想問題4 学び続ける組織を支えるリーダーシップの考え方として近年注目されている「分散型・共有型リーダーシップ」について述べた次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
① 校務の効率化のために校長がリーダーとしての大きな権限を持ち、他の職員は付き従う。
② 一人のリーダーが全ての責任を担うのではなく、組織のあらゆるレベルにリーダーシップが分散化され共有化される。
③ 子どもたち全人的な学びと育ちを、園全体の職員が、保護者や関係諸機関と連携・協働しながら支えていく。
④ さまざまな職員が、フラットな関係性の中でリーダーシップを発揮しながら協働的に働き、課題や目的に向かっていく。


予想問題5 幼児教育・保育のリーダーシップについての述べた次の文は、シラージとハレット(2017)によるリーダーシップの具体的内容のどれにあてはまるか、①~④の中から正しいもの一つ選びなさい。
 専門性向上や保育の質向上への変化・変革を確実に実現していくためには、すべての関係者が当事者意識と責任感をもって取り組めるよう、園の意思決定への参加を保障しながら変化を導いていくことが求められる。

① 方向づけのリーダーシップ
② 協働的なリーダーシップ
③ 力づけるリーダーシップ
④ 教育のリーダーシップ


予想問題6 幼児教育・保育のミドルリーダーが果たす役割について述べた次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
① 保育に関する情報収集や情報提供などを通して園全体の専門性向上に取り組む
② 職員が意見を出しやすい雰囲気や関係づくり、体調や精神衛生への配慮、業務時間や内容の調整など、働きやすい職場づくりに努める
③ 園児に対する職員のかかわり方に問題があれば、逐一園長に報告してその解決をはかるなど幼児教育・保育の質の向上に努める。
④ 園内の見回りや保護者への対応などを積極的に行い、日々の実践を支援しようとする。

解答
予想問題1 ③
予想問題2 ②
予想問題3 ①
予想問題4 ①
予想問題5 ③
予想問題6 ③


第4章
前回出題された問題は、「保幼小の接続と連携」と「幼児期の終わりまでに育ってほしい 10の姿」、の2問でした。

予想問題1【過去問】 保幼小の接続と連携に関する内容として,次のうちから正しいものを選べ。
① 幼児期の教育を小学校以降の教育とどのように接続するのかに関する議論は 2000年代になって始まった。
② 幼児期最後の1年と小学校1年目でカリキュラムを揃え接続統合する試みは,日本だけの試みである。
③ 学校のために子どもに準備させることよりも,子どもに合わせて準備できる学校を作ることが大事である。
④ 円滑な接続のためには,小学校側の教師が幼児教育や保育における子どもの姿を学び保育参観をすることが大切である。


予想問題2【過去問】 幼児期の終わりまでに育ってほしい 10の姿について,次のうちから,正しいものを選べ。
① 子どもの発達と学びの連続性を確保するための到達目標として,設定されたものである。
② 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を手掛かりに,幼児期の育ちの成果を児童期にめざす成果へとつなげられるよう理解することが大切である。
③ 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を共有するためには,小学校教師が保育参観をして育ってほしい姿を捉えて指摘することが必要である。
④ 各園が教育課程や指導計画のねらいにおいて,幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を振り返りの視点として捉えていくことが有効である。


予想問題3 保幼小の連携や接続について述べた次の中で適切でないものを選びなさい。
① 日本で幼小の連携の問題が最初に提起されたのは、小学校の準備教育の保障としての視座が重視された1970 年代であった。
②OECD(2017)によれば、加盟国の約8 割の国が、幼児期最後の1年と小学校1年目でカリキュラムを揃えたり、接続統合したりしていることを報告している。
③現在では、発達の連続性の保障という点から、乳幼児期に培われたことを有効に受け継ぎ小学校教育に活かしていくようにという視点から論じられるようになってきている。
④地域の子どもを中心として、校種等を越えて乳児期から義務教育までを育てあい学びあう地域コミュニティを創るといった視点からも論じられるようになってきている。

予想問題4 平成30 年度実施の幼稚園教育要領で触れられている小学校教育との連携のさらなる推進のために大切なことについて述べた①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
①子供の発達と学びの連続性を確保するためには、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を手掛かりに、幼児期から児童期への発達の流れを理解することが大切。
②子供の発達を長期的な視点で捉え、互いの教育内容や指導方法の違いや共通点について理解を深めることが大切。
③幼稚園教育と小学校教育の円滑な接続を図るため、小学校の教師との意見交換や合同の研究会や研修会、保育参観や授業参観などの連携を図ることが大切。
④「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の一つ一つの項目に沿って個別に幼児を評価しつつ、その評価について小学校の教師との意見交換を行なうことが大切。


予想問題5 幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続のために、小学校の教師との意見交換や合同の研究会や研修会を行う場合に重要なことについて述べた次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
①幼小どちらにとっても意味があり有意義であると感じられるような活動を実施すること。
②共通の名前を活動に付けたりしながらチーム観を醸成すること。
③特別な支援を必要とする子どもなどについては、なるべく小学校の教師が先入観を持たずにかかわれるように、幼児期からの情報についてはなるべく伝えないようにすること。
④互いに名前がわかりそれぞれが専門性や独自性を踏まえ、その教師個人の良さを認めあえるような連携をすること。



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ④
予想問題3 ①
予想問題4 ④
予想問題5 ③


第5章
前回出題されたテーマは、「ジャン・ピアジェの発達理論」、「乳幼児期における感情の発達」、「アタッチメント」の3つでした。

予想問題1【過去問】 ジャン・ピアジェの発達理論について,次のうちから正しいものを選べ。
① ごっこ遊びやふり遊びは,子どもが児童期に至って,具体的操作期の段階に入ってから現れてくる。
② ピアジェが言う「操作」とは,環境の中に存在する様々なものに対して,手指などを使って自発的に働きかけをすることを指す。
③ 前操作期の特徴とされる自己中心性とは,他者の利害を考えずに,利己的にふるまおうとする性質を指す。
④ 幼児期の子どもは,平べったい容器に入っていた水を,細くてひょろ長い容器に入れ替えると,水の量が増えたと判断することがある。


予想問題2【過去問】 乳幼児期における感情の発達について,次のうちから適切でないものを選べ。
① 子どもは,出生直後から既に,喜び,怒り,恐れ,悲しみ,嫌悪,驚きといった 基本的な感情を備えている。
② 子どもはだいたい生後 18か月くらいを超えた頃から,てれ,羨望,共感などの感情を経験し,表出するようになる。
③ 子どもは,生後 3年目に入ると,恥や罪悪感,あるいは誇りなどの感情を経験し,表出するようになる。
④ 乳児期における子どもの感情レパートリーの広がりは,自己意識や自己評価の発達と関連している。


予想問題3【過去問】 アタッチメントという概念について,次のうちから,正しいものを選べ。
① アタッチメントという概念は,ストレンジ・シチュエーション法を開発したメアリー・エインスワースによって提唱された考え方である。
② アタッチメントとは,幼少期の子どもが特にその実親との間に形成する関係の性質に関する考え方である。
③ アタッチメントを,子どもが「安心の基地」を拠点に探索活動をし,恐れや不安を感じたときには「安全な避難所」に戻る円環運動と捉えることがある。
④ アタッチメントとは,主に 2人の人間の皮膚と皮膚がふれ合う中で経験されるスキンシップを基盤にして形成されるものである。


予想問題4 2歳から3歳への移行期および幼児期における心身発達の標準的特徴について述べた次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
①新生児段階では成人の30% 前後の重さにすぎなかった脳が、幼児期の終わりまでには、成人の90%程度になるまでに一気に成長すると言われている。
②いわゆる「心の理論」が萌芽し発達する中で、幼児期の後半にさしかかる頃には、他者の困惑や窮状などに対して、必ずしも自己中心的とばかりは言えない、かなり洗練された向社会的行動なども示し得るようになる。
③生後2 年目の半ばを超えて、自分が他者から見られているという気づきも含め、自分自身に意識が向くようになると、照れ、羨望、共感などの自己意識的感情が現れるようになる。
④生後3 年目に至って、失敗には恥や罪悪感、一方、成功には誇りなどの自己評価的感情を経験・表出できるようになるとされ、感情のレパートリーに関しては、幼児期の後半には大人のそれにかなり近しいところまでに発達する。


予想問題5 幼児期に培われ、子どもの生得的個性および被養育環境によって個人差が出てきて、生涯にわたって影響を与えると言われる「非認知的な心の力」について述べた次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
① 自分を愛し自分の性質や能力に自信を持つ力
② 目標に向かって頑張る力、
③ 文字が読める、うまくブロックを積み上げられる、図形を区別できる等の力
④ 他の人とうまく関わる力


予想問題6 自己と社会性(「非認知的能力))の発達に寄与していると考えられているアタッチメントの意義について述べた次の①~④の中で適切でないものをひとつ選びなさい。
① アタッチメントとは、恐怖や不安などの感情に駆られた際に、特定他者への近接(くっつき)を通して、安心感を回復しようとする傾向を指して言うが、特定他者とは第1義的には、母親を意味し、非認知能力の発達に母親のスキンシップによる子育ての意義が見直されている。
② 極度の恐れや不安の状態にある時に、無条件的に、かつ一貫して、養育者などの特定の誰かから護ってもらうという経験の蓄積を通して、子どもはそうしてくれる他者およびそうしてもらえる自分自身に対して、高度な信頼の感覚を獲得することが可能になる.
③ 「安全な避難所」としての特定の他者を、「安心の基地」として、そこから外界に積極的に出て、自律的に探索活動を起こすことが可能になる。つまり、アタッチメントが自律性の発達に深く関与する。
④ 養育者の、子どもの心の状態を共感的に映し出し、またその状態に合致した発話を向けるような働きかけの下で、子どもは徐々に自身の心に何が生じているかを理解し、さらにそうした理解を他者の心の状態にも適用し得るようになり、その中で豊かな共感性や思いやりの力を身につけていく。



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ①
予想問題3 ③
予想問題4 ④
予想問題5 ③
予想問題6 ①




第6章
前回出題されたテーマは、「教育の目的の規定」、「フレーベル」、「明治期の幼稚園」、の3問でした。

予想問題1【過去問】 教育の目的の規定に関する次の記述のうちから,適切でないものを選べ。
① 1890年以降,小学校教育の目的は,小学校令において「道徳教育」「国民教育」「普通教育」の三点で規定されていた。
② 1926年の幼稚園令は,幼稚園の目的を,心身を健全に発達させ,善良な性質を育て,家庭教育を補うことに求めていた。
③ 1947年の学校教育法は,小学校の目的を「心身の発達に応じて,初等普通教育を施す」と規定した。
④ 1947年の学校教育法は,幼稚園の目的を「初等普通教育に向けて,幼児の心身の発達を助長する」と規定した。


予想問題2【過去問】 フレーベルについての次の記述のうちから,適切でないものを選べ。
① フレーベルは,子どもの本質を神的なものとして捉え,その自然な展開が発達であると考えていた。
② フレーベルが創始した「キンダーガルテン」は,「子どもの庭」を意味する彼の造語であり,日本では「保育園」と翻訳された。
③ フレーベルは,遊具・教具として,球や直方体や板などの形態からなる「恩物」を考案した。
④ フレーベルは,園丁が植物を育てるように,教育者が子どもの自然な成長を援助するというあり方を理想とした。


予想問題3【過去問】 明治期の幼稚園に関する次のうちから,適切でないものを選べ。
① 1876年に,幼稚園の模範を示すモデル幼稚園として,東京女子師範学校附属幼稚園が開設された。
② 開設当時の東京女子師範学校附属幼稚園の保育の中心は「遊戯」であり,自由遊びを中心とする保育が行われていた。
③ 1881 年に東京女子師範附属幼稚園の幼稚園規則が改訂され,「読み方」「書き方」が加えられたが,1891年には幼稚園にふさわしくないとして削除された。
④ 1899 年の幼稚園保育及設備規定で,保育項目が「遊戯」「唱歌」「談話」「手技」の四つとなった。


予想問題4 イギリスの保育学者ピーター・モス(Peter Moss)が整理している、ア.幼児教育の語り方のバリエーションと、イ.その子ども観について、その組み合わせとして正しいものを次の①~④の中から選びなさい。
① ア 幼児教育を義務教育の準備として位置づける語り方 イ「自然としての子ども」・「科学的な子ども」
② ア 幼児教育と義務教育の「強く平等なパートナーシップ」を求める語り方 イ「文化と知識の再生産者」
③ ア「出会いの場のビジョン」 イ「文化と知識の創造者としての子ども」
④ ア「出会いの場のビジョン」 イ「自然としての子ども」・「科学的な子ども」


予想問題5 戦前から戦後にかけての幼児教育の変遷について述べた次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
①明治初期の日本の幼稚園は、このフレーベルの幼稚園を、学校教育のイメージで取り入れた。当初の保育科目は、恩物を中心に、計数、博物理解、唱歌、説話、体操、遊戯を加えて構成され、小学校の時間割のように配置された。
②1917 年から東京女子高等師範学校附属幼稚園の主事を務めた倉橋惣三は、幼児の教育は「生活本位」でなければならないとし、実生活に即した活動の中で知性の涵養をはかるべきであると主張した。
③1956 年の幼稚園教育要領では、小学校教育との一貫性が強調され、「健康」「社会」「自然」「言語」「音楽リズム」「絵画製作」の六領域が設定され、幼児の知性の早期開発が目指された。
④1989 年の幼稚園指導要領の改訂では、六領域にかわって「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」という五領域が採用され、小学校の教科とは明確に異なる領域の概念が導入されることによって、遊びを通した発達と学習という幼児教育の固有性が前面に出された。




解答
予想問題1 ④
予想問題2 ②
予想問題3 ②
予想問題4 ③
予想問題5 ②


第7章
前回出題されたテーマは、「現代の子どもや家族を取り巻く環境の変化や特徴」が2問、「幼稚園や認定こども園に求められる保護者への支援」が1問、計3問が出題されました。

予想問題1【過去問】 現在,幼稚園や認定こども園における子育て支援のより一層の充実が求められていることの背景となる,現代の子どもや家族を取り巻く環境の変化や特徴として,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 少子化
② 地域共同体の子育て機能の低下
③ 家庭の子育て機能の低下
④ 働く保護者の減少

予想問題2【過去問】 現代の社会状況を踏まえ,幼稚園や認定こども園に求められる保護者への支援として次のうちから,適切でないものを選べ。
① 園児の日々の様子の伝達などを通して保護者と相互理解を図ること
② 保護者が園に関わらなくてもすむようにすること
③ 保護者同士が相互理解できるように配慮すること
④ 障害や発達上の課題が見られる場合に関係機関と連携したり個別支援を行うこと


予想問題3【過去問】 現在,幼稚園や認定こども園における子育て支援のより一層の充実が求められている。このことの背景となる,子どもや家族を取り巻く環境の変化や特徴として,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 家族の形態や背景の多様化
② 子育て世帯の減少
③ 三世代世帯の増加
④ 子育て不安・負担感


予想問題4 グローバル化や情報化の急速な進展、少子高齢化の深刻化等を背景に、将来の変化を予測することが困難な時代において教育に求められているものについて述べた次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
①子どもたちが自ら主体的に生涯を生き抜く力の育成が求められている。
②教育課程が学校や園に閉じるのではなく、社会や地域とのつながりを大切にした「社会に開かれた教育課程」であることが重視されている。
③将来、高度な最先端技術を習得できるような資質や他者との競争を勝ち抜く精神力を、幼児期から培うことが重要だとされている。
④幼稚園や認定こども園が、地域における幼児教育・保育のセンターとしての役割を担うことが期待されている。

予想問題5 幼児教育・保育施設における保護者の子育て支援、ならびに地域子育て支援のより一層の充実が求められている背景として、現代の子どもや家族を取り巻く環境の変化や特徴として指摘されていることについて次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
①少子化が深刻で、子育て世帯も減少している。厚生労働省の調査によると、18 歳未満の子どもがいる世帯は、1986 年には46.2 % であったが、2016 年には23.4%になっている
②働く母親の増加に伴い、保育ニーズの増加が顕著になっている。特に低年齢児の保育ニーズが増大している。
③地域で親が孤立しがちな状況に加えて、子育てへの準備が十分ではないままに親になる場合も多く、子育てに負担や不安を抱える親が増えている。
④家族の形態が多様であることへの認識の深まりや、日本の子どもの相対的貧困率が先進諸国なかでは比較的低い方であることで、子育てにおける経済的な格差の影響は比較的少ないと指摘されている。


予想問題6 園と地域の関係を考える上で非常に参考になるイタリアのレッジョ・エミリア市の実践において、乳児保育所や幼児学校はどう捉えられているのか、①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
①将来的に市の発展・繁栄を支える人材を育成するもっとも初歩的な段階
②まちづくりの拠点、地域コミュニティ再生の拠点
③教育をめぐってともに考え、議論を交わすために開かれた公共空間
④子ども、教師、保護者などすべての参加者がアイディアを共有し、対話しながら、新たな知や文化を創造する場



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ②
予想問題3 ③
予想問題4 ③
予想問題5 ④
予想問題6 ①


第8章
前回出題されたテーマは、「子ども・子育て支援新制度」、「日本の幼児教育・保育制度の経緯」、「幼稚園や認定こども園と地域との関係」、「幼児教育・保育における自治体の役割」、の4問でした。

予想問題1【過去問】 現代の社会状況を踏まえ,幼稚園や認定こども園と地域との関係として次のうちから,適切でないものを選べ。
① 園が地域とはつながりをもたないこと。
② 子どもたちが地域の文化について学ぶこと。
③ 子どもたちが暮らしの場として地域に愛着をもつようにすること。
④ 園がまちづくりの拠点となること。


予想問題2【過去問】 日本の幼児教育・保育制度の経緯について述べた次のうちから正しいものを選べ。
① 第二次世界大戦後の 1947(昭和 22)年に,日本ではじめての幼稚園としてお茶の水女子大学附属幼稚園が設置された。
② 保育所は第二次世界大戦前には教育施設として全国に普及したが,戦後に福祉施設に転換し,旧文部省から旧厚生省に所管が移された。
③ 2006(平成 18)年に「就学前の子どもに関する教育,保育等の総合的な提供の推進に関する法律」が施行され,幼稚園と保育所の機能をあわせもつ認定こども園が設けられた。
④ 認定こども園は幼稚園・保育所から移行するための手続きが簡素化されていたため,制度創設から約 3年後には当初の予想を超える数の認定こども園が設置された。


予想問題3【過去問】 2015(平成 27)年度から施行された子ども・子育て支援新制度について述べた次のうちから,正しいものを選べ。
① 子ども・子育て支援新制度では小学校就学前の子どもの教育・保育・子育て支援を一体的に提供する単一の施設として,幼保連携型認定こども園という枠組みが設けられた。
② 私立幼稚園は子ども・子育て支援新制度の適用を受けず,全ての園が従来からの私学助成を継続することになった。
③ 地域子ども子育て支援事業は利用者支援事業,一時預かり事業,乳児家庭全戸訪問事業の 3つの事業があり,都道府県がこれらの事業すべての実施を行う。
④ 子ども・子育て支援新制度では地域型保育給付が拡大され,新たに幼稚園,保育所,認定こども園が給付を受けることになった。


予想問題4【過去問】 幼児教育・保育における自治体の役割について述べた次のうちから,正しいものを選べ。

① 認定こども園の設置認可は国が行うが,幼稚園,保育所に関しては都道府県が独自に設置認可を行っている。
② 市町村は,個々の子どもに対する保育認定の他,認可保育所や認定こども園の利用調整,保育料の設定などを行っている。
③ 市町村が設置する幼稚園の職員は義務教育諸学校と同じく県費負担教職員制度であるため,その職員の採用・異動や研修は全て都道府県が行う。
④ 都道府県教育委員会は,幼児教育を担当する指導主事を置くことが義務づけられており,その多くは公立幼稚園や公立保育所の職員を経験した者が占めている。


予想問題5 幼児教育の制度的しくみとその変遷について述べた次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。①急激な少子化の進行や教育・保育のニーズの多様化に対応するために、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」(認定こども園法)が施行され、認定こども園が創設(2006 年)された。
②認定こども園法施行後、国の財政支援のもとに認定こども園の設立が相次ぎ、幼保の一元化を目指した幼児教育の改革に大きく踏み出した。
③2009 年に成立した民主党政権は当初、学校教育と保育を総合的に提供する総合こども園を新設置し、すべての保育所を総合こども園に移行する方向を示したが、当時野党であった自民党・公明党の反対で実現しなかった。
④2012年8 月に子ども・子育て関連3 法(子ども・子育て支援法改正認定こども園法など)が成立し、2015 年度から新しく子ども・子育て支援新制度が施行された。


予想問題6 2015 年度に施行された新しい子ども・子育て支援新制度のポイントとして次の①~④の中で適切でないものを一つ選びなさい。
①これまで認定こども園、幼稚園、保育所でそれぞれ異なっていた財政支援のしくみを「施設型給付」として一本化した。
②幼保連携型認定こども園を、小学校就学前の子どもの教育・保育・子育て支援を一体的に提供する単一の施設、教育基本法第6 条に基づく「学校」として位置づけた。
③地域子ども・子育て支援事業は、国の財政的な理由から教育・保育施設を利用する子どもの家庭だけとどまり、在宅の子育て家庭を対象とする事業は、市町村の財政事情に応じて実施することとなった。
④制度ごとにバラバラな政府の推進体制を整備(内閣府に子ども・子育て本部を設置)することが明確化され、また国に子ども・子育て支援会議を設置し、自治体もその設置を努力義務とした。


予想問題7 子ども・子育て支援新制度新制度施行後の動向について述べた次の①~④の中で正しいものを一つ選びなさい。
①新制度の施行後、認定こども園は施行前と比べて減少傾向にあり、保育の受け入れ枠は2013~2017 年度の4 年間で10万人減少し、283.6 万人となっている。
②新制度施行後も、都市部では依然として待機児童問題は大きな課題となっており、一定の改善はみられるが必ずしも解決には至っていないのが現状である。
③保育の量拡大に伴い、公共機関などで幼児教育にかかわる研修会などが盛んに行われ、保育の質も次第に向上しつつある。
④財源については年間で約1 兆1000 億円が必要とされるが、子育て支援を最優先する現政権による施策のもと、2018 年初頭の時点では安定的に確保できている。



解答
予想問題1 ①
予想問題2 ③
予想問題3 ①
予想問題4 ②
予想問題5 ②
予想問題6 ③
予想問題7 ②


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