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分析②:「学校経営」はどう変わったか?

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今期から「学校経営」「カリキュラム・マネジメントと学校経営」にリニューアルされました。
以前は、「カリキュラム・マネジメント」などのような、雲をつかむような目新しいことばがあいまいなままに語られていた「学校経営」のテキストでしたが、2016年の中教審答申や現場の試行錯誤などから少しずつ輪郭がはっきりし出したことを受けて、今回の改訂で、「アクティブラーニング」「チーム学校」などのキーワードとともに、かなり整理されて語られているテキストになりました。併せて、「学校経営」と言う科目名から、それっぽい内容、例えば、「校長の専門職基準」とか「学校財務」など、受講者には結構どうでもいいような内容まで詰め込まれがちであったテキストが、今回のリニューアルで「余分なもの」がそぎ落とされた感があり、テキストとしてすっきりしたという印象です。
章ごとに内容の変化と、受講者が最も関心のある「過去問が役立つか否か」について見ていきたいと思います。

第1章
講師はこれまでと同じです。冒頭から「2030年の社会を見据えた教育の方針を示す」2016年の中央教育審議会答申のことに触れられていることが新しく、新傾向の問題として出題される可能性が十分あります。旧テキストにあった「校長の専門職基準」の記述は新しいテキストにはなく、これに関する問題はもう出題されないと思われます。その他の旧の第1章の問題はおおむね使いまわされてもおかしくないなという感じです。

第2章
この章も1章と同じ講師が担当を継続していますので、基本的には過去問は有効だと思われます。ただし、学習指導要領改訂にあたり,平成20 年版学習指導要領に弱かった部分としての「資質・能力(コンピテンシー)を基盤とする教育課程」という考え方とそれに基づく、資質・能力の3本の柱((1)知識及び技能が習得されるようにする。(2)思考力,判断力,表現力等を育成する。(3)学びに向かう力,人間性等を涵養する)のこと、「教育課程の考え方については,ともすれば,学ぶべき知識を系統的に整理した内容(コンテンツ)重視か,資質・能力(コンピテンシー)重視かという議論がなされがちであるが,これらは相互に関係し合うものであり,資質・能力の育成のためには知識の質や量も重要となる。」ということ、そして、言語能力の「確実な」育成、などという新たなポイントが付け加わっているので注意が必要です。

第3章
この章は、まったく新しくなり、新たな講師による「アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)」に特化した章です。これまでちょこちょこ出てきたALが具体的な授業例を含めて全面展開しています。(まあ、内容的にはたいしたことないんですけど)
したがってこれまでの第3章の過去問はこの章では役に立たちません。ただ、次の新第4章の内容が若干旧第3章の内容と被るところがあるので、第4章の対策に役立つかもです。

第4章
ここも全く新しい講師による新しい内容で、多忙化問題の解消に向けてと、本来の教育労働に必要な協働性の問題に着目した「チーム学校」における協働がテーマ。前で触れたように旧の第3章の過去問が少し参考になるかもしれません。学校教育法改訂で2017年度から中学校に導入された「部活動指導員」という新しい学校職員などの情報も入っており、多忙化解消に向かうかどうかは別にして、最新の情報が掲載されている章です。

第5章
第5章は、「健康」がテーマの章で、講師は変わりましたが内容的には旧テキストの第4章とおおむね内容的には同じです。したがって、この章は、旧の第4章の過去問が役に立つかと思われます。

第6章
ここは、第4章と内容的にはつながりがあり、「働き方改革」がテーマです。章のタイトルに含まれる「学校事務職員」については形だけでほとんど内容的に見るものはありません。(一応タイトルには入れたよ、程度)旧テキストでは、この章と関係するのは旧第5章だと思われますが、この章は学校財務にかかわる細かな問題が出題され、「こんなこと免許更新に必要なの?」って感じでした。今回の改訂では見事になくなりました。おめでとう。

第7章
ここは、旧の第7章と講師も内容的にもほぼ同じす。「緊急時の対応とリーダーシップ」の問題では、旧のテキスト同様、東日本大震災における「釜石の軌跡」「大川小学校の悲劇」が対照的に例示されています。危機管理マニュアルについてもほぼ同じ。ということでこの章は旧の第7章の過去問が全面的に参考になると思われます。ただし、新たな章では「危機管理」の中に「いじめ問題」が取って付けたように追加されています。「いじめ問題」が「危機管理」の問題となってしまうのは、いじめ問題に「適切に対応」できない教員の力不足もありますが、社会やマスコミの責任も大きいはずです。「いじめ問題」は人と人との関係性の問題ですので、そこにきちんと指導が入れられるかどうかポイントであるはずですし、子どもたちも人とのつながりのあり方を学ぶチャンスでもあります。「いじめ認定」「処罰」などでどうなるものではないということをそろそろ社会全体で共有すべき時ではないでしょうか。取って付けたように「危機管理」のこの章に入れること自体に、日本の教育の歪みの深刻さを感じるのは私だけでしょうか。

第8章
 この章は、学校評議員制度地域運営学校(コミュニティ・スクール)が中心で、旧の第6章と講師が同じで内容的にもほぼ同じと言ってもいいでしょう。したがって旧第6章の過去問が大いに参考になると思います。

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