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傾向と対策・その7 環境教育の実践

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全体的な傾向で述べたように、一昨年、テキストがリニューアルされたために、この科目だけ前回、「使い回しモード全開」には至らず、土日ともに3問ずつ新傾向の問題が出題されました。でも常識的に考えれば正答がわかるような問題がほとんどですからあまり神経質になる必要はないかもしれません。今期は、他の科目同様、「使い回しモード全開」になることが期待されます。ただし、環境教育に独特なターム(用語)である「ビオトープ」「グリーンカーテン」「ヒメギフチョウ」などについては、テキストできちんと確認しておく必要があるかもしれません。

第1章
予想問題1 持続可能な社会について,適切でないものを選べ。
① 人間の活動から出る二酸化炭素の排出を削減する社会。
② 物や資源の再利用を行う社会。
③ 人間の活動が広がることと限りある地球の容量とのつり合いをとる社会。
④ 人間の活動の広がりに合わせて自然を活用する社会。


予想問題2 環境教育の実施にあたって指摘されるポイントで適切でないものを選べ。
①環境問題は、一つの課題だけ解決できるわけではないので、総合的に判断すべきである。
②自然や社会の中でよりよく生きていくために、社会システムを理解し保全するという観点で行う。
③環境問題の解決に取り組む人間を育成するという「生き方教育」,もしくは「人の文化の問題」でもある。
④人口,開発,貧困,食糧,民主主義,人権や平和などあらゆる問題に関する環境、その持続可能性を探る教育が行われる必要がある。


予想問題3 環境教育や環境問題について適切でないものを選べ。
① 環境教育は,児童・生徒の発達を考慮する。
② 環境問題は,題材を広く求めることができる。
③ 環境問題は,地域の問題を扱うだけで十分である。
④ 環境教育は,自ら考え息長く取り組みたい。


正答
予想問題1 ④
予想問題2 ②
予想問題3 ③


第2章
予想問題1 持続可能な開発のための教育(ESD)について,正しいものを選べ。
① 国連決議以前に,日本には 「環境の保全のための意欲の推進及び環境教育の推進に関する法律」があり国及び地方公共団体で取り組んでいた。
② 「環境の保全のための意欲の推進及び環境教育の推進に関する法律」は,国と地方公共団体の環境保全にかかわる責務を明らかにしていて民間団体は別である。
③ 「環境の保全のための意欲の推進及び環境教育の推進に関する法律」には,環境保全活動の増進及び環境教育についての基本理念が示されている。
④ 世界各地で発生している環境破壊問題を解決することだけのために決議されたものである。

注意!:受講者様からご指摘があり、選択肢に出てくる法律名は旧のものであることが判明しました。「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」は2004年にできた法律で、それを2011年に改訂したものが、テキストに記載されている「環境教育等による環境保全の取組の推進に関する法律」のようです。過去のことを述べた文としてはこれらの選択肢は正しいのかもしれませんが、現行の法律としてはテキストのように後者でしめすべきですね。
テキストだけリニューアルされて、試験問題のほうは古いままになっているということです。出題者が気が付いていれば、この問題は、改訂された法律名で出題される可能性があります。


予想問題2 学校における環境教育の評価について、次の中から,正しいものを選べ。
①環境教育の評価は、児童・生徒による二酸化炭素の排出量の削減具合によって評価する。
②環境教育は、必ず総合的な学習の時間の中に評価項目を設定し評価する。
③理科と社会科の中で、環境教育にかかわる内容や項目を設け評価する。
④環境教育では、環境保護や環境保全に対する評価が直接行われるわけではない。


予想問題3 学校での環境教育の扱いについて,正しいものを選べ。
①学習指導要領では、学校での環境教育は,小学校では,自然観察,中学校では環境調査をテーマとし総合的な学習の時間の中で行うことが望ましいとされる。
② 学校における環境教育は,各教科等との関連を図りながら,教育活動全体の中で扱うことが望ましい。
③ 学習指導要領では、学校における環境教育は,環境保全の内容のみを扱うようにと示されている。
④ 環境教育は,小学校低学年ではゴミの処理の学習、小学校高学年では自然観察を通して感受性を育てることが基本とされる。


正答
予想問題1 ③
予想問題2 ④
予想問題3 ②



第3章
予想問題1 小・中学校での環境教育のねらいについて,適切でないものを選べ。
① 問題解決学習をすすめるさいの発表や表現の技術・力をつける。
② 環境への意識づけや疑問をもとに、自ら考え表現していく力をつける。
③ 自分の周りの自然や社会,生活にかかわりながら環境に対する豊かな心を育む。
④ 環境保全のためにすべきことを考え行動したり,協力して問題を解決したりする。

予想問題2 スーパーマーケットに,環境教育の題材が豊富にある理由として,適切でないものを選べ。
① 国内外の幅広い食材を扱っているから。
② レジ袋の有料化の取り組みなどの二酸化炭素削減の努力を見られるから。
③ 資源ゴミ回収箱の設置など、環境への配慮を知ることができるから。
④ 野菜や肉類の産地や消費期限等の表示が、食の安全や地域食材の有効な利用に役立つから。

予想問題3 グリーンカーテンについて正しいものを選べ。
① グリーンカーテンは,地球温暖化の防止には役立たない。
② グリーンカーテンの目的は,環境美化や景観の向上なので、季節ごとの花が見られるようにすることが大切である。
③ 成長が早いツル性の植物はグリーンカーテンに向いている。
④ グリーンカーテンには,二酸化炭素をたくさん吸収するケナフが向いている。


正答
予想問題1 ①
予想問題2 ①
予想問題3 ③



第4章
予想問題1 環境教育について適切でないものを選べ。
① 原体験による自然への共感が大切である。
② 学校の関係者が,安全のために学校の範囲内で行う。
③ 大人が自然に共感している姿を学ぶことである。
④ ボランティアなど地域の人々の協力で行う。

予想問題2 環境教育の進め方として重視すべき点で適切でないものを選べ。
①環境教育は学校全体で行い、教育活動の各分野で環境教育の視点を取り入れる。
②環境教育では、子どもが自分の目で確かめられるものや、日常生活の中で行動できるものを取り入れる。
③環境教育は、環境保護の大切さを理解させ、身の回りで起こることに対応できることを目指す。
④環境教育は、意欲関心さえあれば、あいまいな知識であっても十分効果はあげられる。

予想問題3 自然科学系の博物館が学校の環境教育を支援している例として適切でないものを選べ。
① 学芸員等の学校への派遣
② 環境に関わる資料や収蔵物の貸し出し
③ 収蔵資料の修復
④ 博物館内の展示物の見学や解説



正答
予想問題1 ②
予想問題2 ④
予想問題3 ③


第5章
予想問題1 学校で取り組む環境教育で育成すべき3つの能力について、次の中から正しいものを選べ
①自然を愛する心情・環境に対する見方や考え方・身近な環境に対する評価力
②環境に対する豊かな感受性・環境に対する見方や考え方・環境にはたらきかける実践力
③環境に対する豊かな感受性・環境破壊に対する批判力・環境にはたらきかける実践力
④環境に対する豊かな感受性・環境破壊に対する批判力・身近な環境に対する評価力


予想問題2 ゴミを題材にした学習における指導上配慮すべきこととして,適切でないものを選べ。
①家庭科の授業で、他の教科や教育活動と連携して家庭生活で出るゴミについての学習を行うと効果が出る。
②地域のゴミ処理施設やリサイクルセンター等の施設やそこで働く人材との連携は,環境教育の学習効果を高める。
③ゴミは生活にかかわることが大きいので,家庭と連携して学習を進めると効果的である。
④学校においても家庭においても,全くゴミを出さないように指導する。


予想問題3 ゴミを題材にした学習で指導上配慮すべきこととして、次の中から適切でないものを選べ。
①社会科の学習だけでは不十分なので,他教科と関連づけながら指導する。
②環境教育のねらいは、日常生活でゴミを全く出さないようにすることである。
③社会のゴミ処理に関する地域の身近な施設を見学することで、学習効果が高まる。
④ゴミは日常生活にかかわるので、家庭と連携を取りながら学習を進めていく。


正答
予想問題1 ②
予想問題2 ④
予想問題3 ②


第6章
予想問題1 地域の動植物の保護について書かれた次の文中の(  )にあてはまる文章として正しいもの選べ。
希少な動植物を保護していく活動は,関係する地域の多くの学校が取り組んでいる。こうした学校の取組みに共通しているのは、身近な環境問題を取り上げ、(  ) 取り組んで成果を上げているという点である。
① 国からの補助金を財源に、教職員の環境教育担当者が
②1年間以内の短期集中的に
③総合的な学習の時間や特別活動を活用し、地域の人たちと連携しながら継続的に
④地域の自然保護団体からの要請を受け、校内担当者を決めて


予想問題2 次の環境教育の学習内容の設定についての配慮事項の文の(  )に入る言葉の組み合わせとして正しいものを選べ。
低学年では,自然や環境問題に対し(A )を磨くことから始まる。また,環境教育の学習内容を計画するにあたっては,( B )ことが大切である。またそのことは子どもの年齢ばかりでなく( C )も大きく影響する。そして,子どもにとって関心や興味を持ちやすい(D )から取り組んでいくことも大切である。
①A:感受性,B:季節を重視する,C:地域の実態,D:身近な現象
②A:行動力,B:発達段階を考慮する,C:学力の実態,D:最先端の省エネ技術
③A:感受性,B:発達段階を考慮する,C:地域の実態,D:身近な現象
④A:行動力,B:発達段階を考慮する,C:地域の実態,D:最先端の省エネ技術


予想問題3 歴史の学習と環境教育のかかわりについてもっとも適切なものを選べ。
① 江戸時代のゴミ処理の様子は,教科書に詳しく出ていないので,教育課程外の時間で扱う。
②過去においても,生活環境づくりのために,ゴミ処理の決まりが作られていたことを理解することは大事である。
③ ゴミ問題は,文明が発達した江戸時代から始まった歴史的に新しい課題である。
④ 水俣病やイタイイタイ病についての学習は,公害学習であり,環境教育と別に学習を進めていくべきである。


正答
予想問題1 ③
予想問題2 ③
予想問題3 ②


第7章
予想問題1 環境教育の授業実践に求められることについて,適切でないものを選べ。
①環境教育は,科学的な見方や考え方をもとに,環境にどう対応するかを判断できる知識を身に付けることである。
②環境教育では,環境を、体験を通じて身近にとらえ,学び,行動することができるようにする。
③環境教育は,開発が進んだ都市域においても、現存する身近な自然を活かして行うことが可能である。
④環境教育では,人の手が加わっていない原生の自然を体験することによって初めて環境を捉えることができる。

予想問題2 自然体験型プログラムにおいて大切なこととして適切でないものを選べ。
① 社会のしくみへの理解
② 自然を体験することを通じての感動
③ 自然への理解
④ 環境保全のため主体的に行動する態度

予想問題3 学校における環境教育について適切でないものを選べ。
① 環境教育では,環境問題に関心・知識をもち,総合的な思考力,判断力を身につけ,環境の創造活動に主体的に参加する態度を育成する。
② 環境教育では,地球環境を構成する一員として環境に対する人間の責任や役割を理解し行動する態度を育成する。
③ 児童会・生徒会活動の特別活動は,集団の一員として,集団社会の中で,実践的に行動する態度を育てることにある。
④ 社会,理科,技術・家庭など直接かかわる教科だけでなく他の教科も,環境教育推進に重要な役割を果たす。


正答
予想問題1 ④
予想問題2 ①
予想問題3 ③


第8章
予想問題1 環境教育の理念や考え方として、適切でないものを選べ。
①現在を生きる世代のことだけを視野にいれた考え方
②地域のきずなが深まる共生的な社会を目指す。
③持続可能性を高めるために新たな発展の方向を探る。
④当事者の参加と協同を促し、役割分担を図る。


予想問題2 循環型社会へ向けた行動について,適切でないものを選べ。
①食べ残しをしないで、残飯をなくす。
②エアコンは適温に調節する。
③ゴミの分別収集に協力する。
④食料品はまとめ買いして、冷蔵庫を空にしない。


予想問題3 環境教育において認識しておくべきことについて適切でないものを選べ。
①地球の環境容量と資源は有限であり,分かち合わなければならない。
②人間は生態系の一部であり,自然と共生すべきである。
③環境負荷とは地球環境や生態系への影響だけでなく,人間への直接的な影響も含む。
④環境問題への対応は日常生活,経済活動の中で行われ,個人のライフスタイルや社会システムとは直接かかわらない。



正答
予想問題1 ①
予想問題2 ④
予想問題3 ④


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