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生徒指導と教育相談(1)

「生徒指導と教育相談」はこれまでの「現代の生徒指導」が名前を変えた科目ですが、1昨年の夏に内容がリニューアルされ、それまでの過去問の使い回しがチャラになり、新たな問題が出題されるようになったはずでした。ところが、今年の夏に、問1で、2013年夏期に出題された「学校が伝達する文化」の問題が出題され、驚かせました。(まだ古い問題使ってんの?って感じで)また、昨年の冬からは、特に1章、2章で「マルチ問題」が登場してきました。内容的にはそれほど難しくはないのですが、これは対策を練るにはやっかいです。
さて、リニューアル後、6回の試験(夏・冬・夏それぞれ2回ずつ)を経てようやく「過去問使い回しモード」に入ったと勝手に判断して、過去問から予想問題を出題します。
問題数は必修科目同様、土曜日が奇数章2問、日曜日が偶数章2問でした。(今期はこの逆になる可能性もあります。)

問1

予想問題1 次の①~④のうちから,適切でないものを一つ選べ。
①学級集団に対する効果的なリーダーシップ行動により指導効果を高めるための第一歩は児童・生徒を理解することであり、それが生徒指導の基本である。
② 教師が児童・生徒を理解するためには,個々の児童・生徒の心理的側面のみならず親子関係や家庭環境,友人関係,あるいは学級集団のなかでの位置といった社会的側面についても目を向けなければならない。
③ 学級集団のなかで、インフォーマルな下位集団はフォーマルな下位集団をそのまま反映しているので、教師が学級集団をまとめていくためにはフォーマルな下位集団を把握しておけばよい。
④ソシオメトリック・テストは一定の選択基準を設けて自由に集団のメンバーを選ばせることで、集団の構造や組織化の程度を把握しようとする方法である。


予想問題2 次の①~④のうちから,適切でないものを一つ選べ。
① 教師は、全ての児童・生徒に対して公平・平等に接しなければならないので、児童・生徒に対する教師の見方や認知の仕方が教師の感情によって異なるようなことは全くない。
② 教師が児童・生徒の学業成績に期待をもつと,その児童・生徒の学業成績が教師が期待通りに伸びていくという現象をピグマリオン効果という。
③ 教師のリーダーシップ行動は,学校・学級活動に対する満足度や意欲的な態度といった児童・生徒の学校モラールに大きな影響を与える。
④ 児童・生徒に対する教師の期待の違いによって教師の働きかけも異なり,教師と児童・生徒との相互作用が異なってくる。


予想問題3 次の①~④のうちから,適切でないものを一つ選べ。
①児童・生徒にとっては学校生活自体が集団活動であるから,学校行事児童・生徒は児童会・生徒会活動ばかりでなく,あらゆる学校生活場面において規範的文化を習得し,規範的態度を形成していくといえる。
② 教師のリーダーシップ行動のうち,例えば,きまりを守るように厳しくいう,物を大切に使うようにいう,といったような教師の行動を学級集団の集団維持の機能という。
③児童・生徒に対する教師の感情的態度が児童・生徒の学業成績や行動特性に影響を与えることもあるし、児童・生徒の学業成績や行動特性が教師の感情的態度に影響を与えることもある。
④ 自己成就的予言とは,ある人に対して強い期待や思い込みをもつと,その期待や思い込みに沿って行動するために当初の期待や思い込みが現実のものとなっていくような現象をいう。教師期待は自己成就的予言の例である。


予想問題4 次の文の( A )および( B )に当てはまる適切な用語の組み合わせを,次の①~④のうちから一つ選べ。
児童・生徒を理解する具体的な方法のうち,児童・生徒の態度・行動を外側から注意深く見て把握する方法を( A )という。また子どもと直接対面して言葉よるコミュニケーションを通して情報を得ようとする方法を( B )という。

① ( A )観察法 - ( B )面接法
② ( A )面接法 - ( B )検査法
③ ( A )検査法 - ( B )質問紙法
④ ( A )質問紙法 - ( B )観察法


解答
予想問題1 ③
予想問題2 ①(「全くない」という表現に注意)
予想問題3 ②
予想問題4 ①


「ソシオメトリック・テスト」はともかく、「ピグマリオン効果」とか「自己成就的予言」とかいう言葉は覚えても日常の教育活動には全く意味はありませんが、試験対策で不安な方はテキストで復習しておいてください。



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生徒指導と教育相談 問4

みなさん、本番が目前ですね!
もう直ぐ解放されるかと思うと、嬉しいですね!

さて、生徒指導と教育相談(4)の予想問題2の選択肢に、

「② 不登校は、「心の問題」であり、「進路(生き方)の問題」ではない。

とありますが、この過去問の言い回し、何を言わんとしているのか、国語力のない私にはどうしても分かりづらくて困っています。

この文のどこが「不適切」なのか、すみません、説明して頂けませんでしょうか。

よろしくお願いいたします!

Re: 生徒指導と教育相談 問4

まこさま

こういう「イラっとさせる」問題や選択肢がときたま出てくのが放送大学の修了認定試験です。
実際、「この出題者の国語力、大丈夫?」って問題もあります。

さて、ご指摘の選択肢の実際のものは以下の通りです。
「不登校は,『心の問題』であるので,「進路(生き方)の問題』ではない。」
ほとんどいっしょで、やっぱりわかりずらいですね。

まずわかりずらさの第1点目は、「進路」=「生き方」という記述です。通常「進路指導」というときには、
主に中学や高校で、卒業後にどういう「進路」を選ぶかにかかわる指導のことを言いますよね。進学するのか
就職するのかに始まり、将来のキャリア形成に向けてどんな進路先を選ぶか、云々の指導です。
それは、広く言えば「生き方」の選択ということになるので、ここではイコールにしているのでしょう。
ただ、「不登校の背景」に言及しようとしているこの選択肢の意図は、「(本人に起因する)さまざまな心の問題」
だけでなく、親子関係や家庭の貧困も問題などから、「生きづらさ」をかかえていることが原因で不登校になるケースもある、ということを述べようとしているのだと思われます。「生き方」というのは、「今をどう生きたらいいのか」ということだろうと思うのです。それを「進路」という言葉を出してしまうために、まこさまのように意味がわからなくなってしまうのだと私は思います。
国語力がないのは、出題者の側かもしれませんのでご安心を。

ドジ

ありがとうございます!

ドジさま、お忙しい中、詳しいご説明をありがとうございます!!
やっと頭がすっきりして、整理ができました!!

ドジさまのアドバイス通り、ただいま傾向と対策の3回目をしているところです。
万全の体制で、自信を持って本番に臨めそうです!

ありがとうございます!!
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