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教育の最新事情・傾向と対策(13)

問13
この講師の問題は当初は難しいように思えましたが、毎回似たような選択肢が出ていて、パターンがわかれば大丈夫です。前回出題された新たな選択肢も加え、出題されそうな選択肢を網羅しておきます。これらの選択肢が○か×か、わかれば問13は完璧です。

1.損害賠償責任について
①学校の教員は、体罰、部活事故など、教育活動において生じた事故に損害賠償責任を負う場合がある。
② 公立学校の教員は、学校・施設の不具合に起因する事故にも損害賠償責任を負う。
③ 学校の設置者は、学校・施設の不具合に起因する事故に損害賠償責任を負う。
④ 学校の設置者は,公立・私立の区別を問わず,学校の施設・設備の不具合に起因して事故が発生した場合,国家賠償法の規定に従い,損害を賠償する法的義務を負う。
⑤ 児童・生徒間の衝突によって損害が発生した場合,当事者間の問題なので,学校の設置者に法的責任が発生する余地はない。

2.教育訴訟の構造
①教師の立場は、かつての原告中心から、被告中心に移行しつつある。
② 学校や教育委員会に」直接苦情を申し入れる保護者が急増している。
③ 上記で司法判決を求める傾向は従来と変化なし。
④ 教員は一般公務員に比べ、懲戒処分がより厳しい基準で行われる判例が存在する。
⑤体罰は,学校設置者の責任が司法の場で法的に追及される事案が散見されるが,いじめなどは当事者間で争われるため,学校設置者の責任が司法の場で問われる事案はほとんど存在していない。
⑥体育の授業中,高校生が,教員の指示を無視してプールに飛び込み負傷した場合,学校設置者が法的責任を問われることはおよそあり得ない。
⑦学校事故は,学校教育の法化現象が最も進行している領域の一つである。
⑧大規模災害の場合,その災害に起因して児童・生徒が死傷するような事態になったとしても,学校設置者の法的責任が問われることはおよそあり得ない。
⑨いじめ防止対策推進法は,地方公共団体には「学校いじめ防止基本方針」の策定を義務づけているが,学校には義務づけていない。
⑩いじめ防止対策推進法は,学校に求める「いじめに対する措置」として,加害児童・生徒とその保護者に対しては,何ら言及していない。
⑪学校と児童・生徒およびその保護者間でトラブルが起こり訴訟にまで発展するケースが増える傾向にある。

3.教師の規範意識他
①教師は正当なり理由がない限り、授業時間中、原則として教室に在席し、児童・生徒の安全を確保する義務がある。
②公立学校の教員には、授業に支障がない限り勤務地を離れて研修を行うことが認められている。
③上記の研修は、申請があれば、内容の如何を問わす校長は許可しなければならない。
④学校の教員は、効果が高い自主教材を主たる教材として積極的に利用できる。
⑤学校の教員は,「教育の自由」を広く有しており,学習指導要領に拘束されるわけではない
⑥学校は、児童・生徒が登校から下校するまでの間、児童・生徒の生命・身体の安全を確保する義務を負う。
⑦平成24年度中に体罰で懲戒免職処分を受けた教員は,全国で100名を超す。
⑧平成24年度中に体罰で懲戒免職処分を受けた公立学校教員は数名で,他の処分事由に比して処分の甘さが指摘される。
⑨部活動の指導において全裸でランニングをさせるのは体罰にあたるとして教員を厳しく指弾した裁判例がある。
⑩学校は,法的存在であるため,常にコンプライアンス(法令遵守)が求められている。
⑪一般公務員より厳しい懲戒基準が公立学校の教員に対し設定されるのは,日本国憲法の平等規定に違反する。
⑫学校は多様な教育関係法規の見えざる「法の網」の下で運営されている。



解答
1.
①○
②×
③○
④×
⑤×

2.
①○
②○
③×
④○
⑤×
⑥×
⑦○
⑧×
⑨×
⑩×
⑪○

3.
①○
②○
③×
④×
⑤×
⑥○
⑦×
⑧○
⑨○
⑩○
⑪×
⑫○

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質問!

こんばんは。お忙しいのに、全科目の対策をアップしてくださったのですね。ありがとうございます。

早速、質問です。傾向と対策 問13に関しての質問です。

1.損害賠償責任について
①公立学校の教員は、体罰、部活事故など、教育活動において生じた事故に損害賠償責任を負う。

が○であることについて、ご説明お願いできますか。

先ほど講義を視聴していて、気になりました。国家賠償法についての説明が講義中にありました。

第一条  国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によつて違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる。

この内、
「故意又は過失によつて違法に他人に損害を加えたとき」
という部分が体罰、部活事故に当たるとの説明がありました。

とすると、賠償責任を負うのは「教員」ではなく、学校設置者である地方公共団体ではないのですか。どうも法解釈等は苦手でして……。

すみません、よろしくお願いします。

Re: 質問!

goldfishさま

ご質問ありがとうございます。
ご指摘のように、この問題は×が正解です。
失礼しました。さっそく訂正しておきます。

ドジ

早速、すみません。

ドジさま

早速有難うございました。

そうなんですね、よかった。もし自分が当該教員なら、大金で賠償せよと命令されても、絶対に支払いできないだろうな、なんて考えながら、ドキドキしてました。なんせ、チキンですから。(笑)

これで悩まずにベッドに入れます。伴走いただくことに感謝、感謝です。有難うございました。

一つ質問なのですが
⑥体育の授業中,高校生が,教員の指示を無視してプールに飛び込み負傷した場合,学校設置者が法的責任を問われることはおよそあり得ない。→×

⑧の大規模災害の場合,でも⚪︎なのに×になぜなるのかお教え頂けると幸いなのですが。

Re: タイトルなし

LEDKING さま

ご指摘ありがとうございます。
ここは、単純な解答ミスです。
⑥は×が正解です。
体育の授業中でも大規模災害の場合も、
どちらも×です。
どちらも「およそあり得ない」という表現がいかにも×っぽいです。

ありがとうございます!
およそありえないという極端な表現。勉強になりました。

No title

わかりました。 1.損害賠償責任について  悩んだんですが、よく読むと、公立学校の教員 ではなく、学校の教員とあります。また、~場合もある という表現なのでやはり○なのかなと考えました。

損害賠償責任

私学の教員は公務員でないので、国家賠償法ではなく民法によって損害賠償責任を問われることがあります。賠償責任を問われる対象は、学校法人だけでなく教員個人が含まれることがあります。ですから、「学校の教員は・・・場合がある」とあるので、やはり正解は「○」だと思います。
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