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教育の最新事情(15)

教育の最新事情(15)
問15(第15章)
変更点:・大項目1,3は内容的にはほとんど変更はありません。1の2)の「教育機会の格差化」が加わったくらいです。
・2の2)は旧ヴァージョンでは、「日本とフィンランドのレベル別割合の比較」という表を使ってPISAの習熟度を比較しながら、日本の学力のゆくえを論じています。データは2006年までのものです。新ヴァージョンでは、「PISAの日本の成績の推移」の表を使って、日本の学力政策の「迷走」について論じています。こちらは、2012年までのデータを使っています。したがって、06年以降、日本の「学力」が伸びたことの原因にも触れられています。
・2の2)の最後に教育基本法改悪後から最近の教育委員会制度改悪までの政治主導の教育の構造改革について、批判的に触れられています。
・ちなみに、図15-1は、なんだかわけのわからない表ですが、こちらは前回も今回も同じ表です。前回同様、出題には関係ないと思われます。
・この講師、キーワードを太字にして強調しようとしているようですが、あまりに太字が多くて、キーワードの意味をなしていませんね。
 ※ちなみに、この講師は、今の教育政策の問題点をそれなりにきちんと指摘していますので、放送大学にしては頑張っているほうかな、と思います。

これまでの出題傾向
学校週5日制(誤四択)→PISAの結果が示すもの(空所補充・1箇所)→PISAの結果が示すもの(空所補充・1箇所)→国際比較学力調査について(誤四択)→学校週5日制(誤四択)→学校週5日制(誤四択)→教育をめぐる歴史的状況(空所補充・1箇所)→国際比較学力調査について(誤四択)→PISAの結果が示すもの(空所補充・1箇所)


こうした問題傾向に変わりはないと思われますが、2006年以降のPISAの結果や、教育改革をめぐる最新の動向が含まれた問題になる可能性があります。
以下は過去問を踏まえながらのオリジナル予想問題です。

問15 その1
次の文章中(   )内に入るべき語句として適切なものを一つ選べ。
PISAにおける日本の成績の推移をみると、読解力、数学とも2000 年から06 年にかけて低下し、06 年をボトムにして、それ以降09 年,12 年と上昇してきた。06 年から実施された科学も同様で、09 年、12 年と上昇してきた。この低下・上昇の主要な原因は、(    )の導入・拡大と学力政策(学力観・学習観)の迷走にあると考えられる。
1. 総合的学習の時間
2. 習熟度別指導
3. 中高一貫教育
4. 学校週5日制

問15 その2
学校週5日制の導入・拡大について、次の中から必ずしも適切とは言えないものを一つ選べ。
1.学校週5日制の導入・拡大の過程で、「新しい学力観」や「総合的な学習の時間」が導入された。
2.学校週5日制の拡大に伴って、「学力の低下」が問題視され、私立学校に相対的に人気が集まることにもなった。
3.学校週5日制の導入・拡大によって、「自ら学び考える力」の形成といういわゆる「ゆとり教育」改革の目的が達成された。
4.学校週5日制の導入・拡大の背景には、週休二日制の促進、公務員の週休二日制の実施があった。

問15 その3
国際比較学力調査について、次の中から適切でないものを一つ選べ。
1.IEA(国際教育到達度評価学会)のTIMSSやOECD(経済協力開発機構)のPISAなどの国際比較学力調査の結果は、TIMSSインパクトとかPISAショックと呼ばれ、世界各国の教育政策に大きな影響を及ぼしてきた。
2.06 年以降の日本のPISAの成績の上昇は、「ゆとり教育」政策から「(テスト)学力重視」政策への転換もさることながら、それ以上に、この間に学校現場で進められてきた授業・学習指導の改善・充実に向けた種々の取り組みと努力による面が大きい。
3.TIMSSやPISAで日本の子どもの成績が世界のトップクラスに入っているのは、「新しい学力観」のもと、多くの学校で習熟度別指導や発展的学習・補充的学習が行われるようになったからである。
4.再構造化がすすむ世界の教育状況において、TIMSSやPISAといった国際比較学力調査が重視されるのは、知識・技術・資格のグローバル・スタンダード化が進んでいるからである。


問15 その4
次の文章中の(  )に入るべき語句としてもっとも適切なものを一つ選べ。
高校進学率が90%を越えた1970年代後半から80年代にかけて、校内暴力・いじめに加え、象徴的には(    )とも言える不登校・保健室登校、学級崩壊や「学びからの逃走」が問題化し、さらには規範意識の低下や少年の凶悪犯罪も改めて問題視されるようになった。かくして90 年代以降,学校5 日制の導入・拡大や、「生きる力」の育成、「心の教育」、スクール・カウンセラーの配置などの改革・施策が進められることになった。
1. 規範意識の低下の表れ
2. 学校教育の拒否
3. 教師への反発・反抗
4. グローバル化の帰結



問15 その5
最近の「教育改革」について述べた次の文の中で正しいと思われるものを選べ。
1. 政治主導によるエリート的な中高一貫校や学校選択制などにみられる「教育の個性化」政策は、教育機会の格差化をもたらすものである。
2. 文科省による「学力テスト学校別結果公表」を市町村教育委員会の判断にゆだねるという政策変更は、教育における「競争と管理」を強め、子どもたちと学校をテストの点数によって序列化し、教育の格差づくりをすすめるものである。
3. 13 年の教科書改革実行プランや「道徳の教科化」は、時の政府の一方的な価値基準を教科書を通して教育現場に押し付けるものであり、戦前戦中の「教育勅語」による教育の国家統制と同じ危険性を孕んでいる。
4. 教育行政における首長の権限を強化する教育委員会制度改革は、「教育の独裁化」とも言われ、教育と教育行政の政治的中立性や継続性・安定性・適切性を歪めかねないものである。


解答
その1 4
その2 3(「達成」なんかされてません。)
その3 3(成績が上昇したのは「新しい学力観」への「反省」以後です。)
その4 2
その5 全部○です。もちろん私の考え方も入っています。

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