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2018年度冬・傾向と対策③「生徒指導と教育相談」

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「生徒指導と教育相談」も「教育政策と学校の組織的対応」同様に、2017年度から「新傾向問題」は出題されず、順調に過去問出題モードを続けてきました。
それでは、各章の前期の出題テーマと今期の予想問題です。

第1章 
前回出題されたテーマは、「学級集団の構造と児童・生徒理解・マルチ問題」が2問と、「学校が伝達する文化」、でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 パーソナルな関係に基づいて自然発生的に形成された集団はメンバー間の結びつきが強く,個々のメンバーの満足度は高い。それだけにメンバーが集団に留まるように作用する力が強い。このようにメンバーを集団に引き留めようとする力を何というか。次ののうちから,正しいものを選べ。
① 集団帰属性
② 集団圧力性
③ 集団凝集性
④ 集団感情性


予想問題2 次のうちから,適切でないものを選べ。
① 教師のリーダーシップとは学級集団をうまくまとめて児童・生徒を導いていく力のことであり,指導者としての教師の統率力・指導力のことである。
② 教師のリーダーシップ行動のうち,学級集団の目標達成機能とは児童・生徒とのコミュニケーションを図って児童・生徒の心境を理解し,配慮して,児童・生徒の情緒的安定につとめて学級集団をまとめ,強化していく教師の行動をいう。
③ 教師のリーダーシップ行動のうち,学級集団の集団維持の機能とは,例えば,教師の具体的な行動として,子どもと一緒に遊ぶ,子どもを同じように公平に扱う,子どもと同じ気持ちになって考える,子どもが話したいことを聞く,子どもの相談にのるといったような教師の行動をいう。
④ 教師のリーダーシップ行動によって学校モラールは左右される。教師のリーダーシップ行動が学級集団の雰囲気を左右し,児童・生徒の学習や行動を促進し,あるいは抑制して,指導効果を異なったものにする。


予想問題3 次の文の( A )および( B )に当てはまる適切な用語の組み合わせを,次のうちから選べ。
児童・生徒を理解する具体的な方法のうち,児童・生徒の態度・行動を外側から注意深く見て把握する方法を( A )という。簡単な方法であるが,続けているとそれぞれの子どもの性格や態度・行動の傾向が次第に分かってくるし,身体的状況や精神的状況も分かってくるようになる。また子どもと直接対面して質問し,言葉よるコミュニケーションを通して情報を得ようとする方法を( B )という。
① ( A )観察法 - ( B )面接法
② ( A )面接法 - ( B )検査法
③ ( A )検査法 - ( B )質問紙法
④ ( A )質問紙法 - ( B )観察法



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ②
予想問題3 ①


第2章
前回は、「子どもの問題行動と生徒指導・マルチ問題」が土日それぞれ1問ずつ出題されました。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 次のうちから適切でないものを選べ。
① 虞犯少年とは,まだ犯罪には至っていないが,少年の性格や環境に照らしてみると犯罪に至る虞(おそれ)のある少年をいい,その虞の事由の一つに「保護者の正当な監督に服しない性癖のあること」があげられている。
② 疎外とは,社会の支配的な価値・規範から疎遠にならざるを得ないような状況に置かれているために自己に対して否定的な意味や評価しか与えられない意識の状態をいう。
③ 子どもに対して親が愛情をもっていても,その愛情が子どもに伝わらなければ子どもは親の愛情を感じることはできない。だからもともと親に愛情が足りないという親の愛情不足と親の愛情が子どもに伝わっていない親の愛情伝達不足とは別である。
④ マージナル・マンは文化が異なる複数の集団に同時に所属し,いずれの集団の価値規範や行動基準をも同時にもっているために,情緒的に安定している人間のことをいう。


予想問題2 次のうちから適切でないものを選べ。
①近年は,高等教育への進学率が高くなって教育期間は長くなってきたから,それだけ教育機会も増えて,子ども(青年)の社会的成熟は早まるようになった。
② 子どもの問題行動の原因や対策を考えていくことは,一般の子どもの行動には表にあらわれにくい潜在的な問題状況をとらえていくことにもなるので,一般の子どもを指導していく際の有効な方策を探ることにもなる。
③ 少年法には虞犯の事由として「自己又は他人の徳性を害する行為をする性癖のあること」があげられている。例えば,繰り返し薬物を使用することは自分の徳性を害する行為であり,教師や他の生徒に繰り返し暴力をふるうことは他人の徳性を害する行為である。
④問題行動を起こす子どもは,自分自身で自分の行動の問題性を認識していることが多い。認識しているからこそ敢えて問題のある行動をして自分を見せつけるような極端な問題行動をとるのである。


予想問題3 次のうちから適切でないものを選べ。
① 反社会的問題行動とは社会規範を拒否し,社会規範に対する反抗や反発といった,規範秩序に対する攻撃的な行動である。犯罪や非行はその例である。
② 逃避的行動,神経症的行動,引っ込み思案行動といったような社会からの逃避,あるいは離脱を特徴とする行動は非社会的問題行動と呼ばれる。不登校や引きこもり,家出,怠学などはその例である。
③ 犯罪少年とは14歳以上20歳未満で罪を犯した少年をいい,触法少年とは14歳に満たないで刑罰法令に触れる行為をした少年をいう。
④ 虞犯少年は,犯罪への危険性の予測を条件としており,まだ犯罪を犯したわけではないので,少年法では非行少年とは定義されていない。



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ①
予想問題3 ④



第3章
前回出題されたテーマは、「思春期の自己意識や親子関係」、「思春期との付き合い方」、「思春期の揺れとの付き合い」、「思春期の特徴」の4問でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 思春期の友人関係について,適切でないものを選べ。
① 思春期の“チャムシップ”の大切さを論じたのはサリバンである。
② 思春期の友人関係はきわめて重要であり,こじれることによる不登校もある。
③ スマートフォンや携帯が手放せない背景には「嫌われたくない」という心理がある。
④ 思春期には,孤独が好まれるので,気を遣いながら人と一緒にいることはない。


予想問題2 次の文の( A )および( B )に当てはまる適切な語句の組み合わせを選べ。
人間の発育や身体は,全ての発達段階を通して同じ割合で,平均的に成長したり,変化したりしていくものではない。急激に成長したり,急激に変化したりする時期もあるが,成長や変化が緩やかな時期もある。この発育や身体が急激に成長していく時期を( A )という。そして児童後期から青年前期にかけての時期を( B )という。
① ( A )発育急進期 - ( B )第一発育急進期
② ( A )発育急進期 - ( B )第二発育急進期
③ ( A )身体成長期 - ( B )第一身体成長期
④ ( A )身体成長期 - ( B )第二身体成長期

予想問題3 思春期について述べた①~④のうちから,適切でないものを選べ。
① 思春期に訪れる反抗期は,幼少期にやってくる反抗期と質的に同じである。
② 思春期とは,小学校高学年くらいから始まることが多い。
③ 思春期には,人間関係の構築も大事であるが,自分と向き合う時間も重要である。
④ 思春期には,自己評価を下げたり自己嫌悪に陥ったりする子どもが多い。



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ②
予想問題3 ①


第4章
前回出題されたテーマは、「不登校の支援」、「不登校」、「不登校の背景」、「不登校の進路」の4問でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 不登校についてのこれまでの変遷について,適切でないものを選べ。
① 「不登校」は,これまでに「学校恐怖症」,「登校拒否」と呼び方が変わってきた。
② 不登校は,「どの子にも起こりうる」と言われるようになった。
③ 不登校は,人数がまだ少なかったころには「心の病」と考えられていた。
④ 不登校の児童生徒数は,さまざまな対策の結果,減少し続けている。


予想問題2 不登校の背景事情について,適切でないものを選べ。
① 不登校には親の精神疾患や家庭の貧困問題が背景に潜んでいることもある。
② 不登校は,「心の問題」であるので,「進路(生き方)の問題」ではない。
③ 不登校の背景には,思春期という発達課題の特徴が絡んでいることも多い。
④ 思春期の「問題」は言語化されにくく,身体化・行動化されやすい。


予想問題3 不登校の原因について述べた①~④のうちから,正しいものを選べ。
① 不登校になるのは,いじめ被害者であるので,被害者をケアしなければならない。
② 発達障害を抱えた子どもが不登校になるのは,学習の遅れが原因である。
③ 不登校の原因は多様化しているため,しっかりアセスメントすることが重要である。
④ 退学傾向の不登校には,登校に向けて厳しく指導をすることが大切である。



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ②
予想問題3 ③


第5章
前回出題されたテーマは、「いじめの予防」、「いじめの対応」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 いじめの対応について,正しいものを選べ。
① いじめは,どこにでもあるので教師の介入は必要ない。
② いじめは,加害者への厳しい指導がもっとも有効である。
③ いじめは,良好な風土づくりで予防できる。
④ いじめは,保護者とは切り離して対応すべきである。


予想問題2 いじめの定義について,誤っているものを選べ。
① 文部科学省の以前のいじめの定義は,弱い者への攻撃であることを含んでいた。
② 文部科学省のいじめの定義には,心理的な攻撃が含まれている。
③ 海外のいじめの定義では,繰り返し行われるという要素を含むものがある。
④ 海外のいじめの定義では,心理的攻撃を含まない。


予想問題3 いじめの予防について,適切でないものを選べ。
① いじめの予防について,海外ではいじめ防止プログラムがある。
② いじめの予防について,いじめはいけないという規範意識の向上は有効である。
③ いじめの予防について,厳しい罰則がもっとも有効である。
④ いじめの予防について,大人の温かい関心や関わりが有効である。



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ④
予想問題3 ③


第6章
前回は、「レジリエンス」と「学級アセスメント」が出題されました。今期は以下の3問の出題予想です。

予想問題1 生徒指導における環境要因について,正しいものを選べ。
① 不登校は個人の要因だけでなく,学校・学級環境の要因が関わっている場合もある。
② 学級環境を変えても,個人の行動は変化しない。
③ 学級づくりは,学級崩壊の予防など集団規律のためにだけ行うものである。
④ 学級環境によって,個人の学習意欲が向上することはない。 

予想問題2 生徒指導の組織的な実践について正しいものを選べ。
① 生徒指導は常に既存の組織を基に行われるので,チーム形成は不要である。
② 生徒指導では,守秘義務を第一に情報共有は行わないのが良い。
③ 生徒指導では,あえて目に見えるチームをつくることも有効である。
④ 生徒指導では,保護者とはチームを組む必要がない。


予想問題3 生徒指導について,次のうちから,誤っているものを一つ選べ。
① 不登校の発生には環境要因もありうる。
② 学級環境づくりによって子どもの意欲などを高められる。
③ 学校環境づくりによる予防成長促進が重要である。
④ 学校・学級環境とは物理的な側面のみをいう。



解答
予想問題1 ①
予想問題2 ③
予想問題3 ④

第7章
前回出題されたテーマは、「ヒューマン・コミュニケーション」、「ケータイ・スマホ問題に対する規制主義と自己規律主義」、「ネットいじめ」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 スマートフォン(スマホ)のリスクについて,適切でないものを選べ。
① 「リスク」とは利益を得られるけれども何らかの確率で必ず被る可能性のある危害や損失のことで,避けることのできる具体的な「危険」とは異なり,ゼロに近づけることはできても,まったくゼロにすることはできない。スマホも常にリスクを帯びている。
② スマホは小型の機器なので紛失しやすく,また盗難のリスクも高い。さらに重大なリスクは,スマホを失うと収蔵された個人情報が外部に流出しやすいことである。
③ スマホを利用すればするほど,人間本来のコミュニケーション形態である面接に基づく対人関係の能力も飛躍的に向上する。
④ スマホにのめり込みすぎると,日常生活のリズムが乱れたり,スマホでのやりとり無しでは不安になったり,落ち着きを失ったりといった心身症を呈する「ネット依存症」に陥りやすい。


予想問題2 「スマートフォン(スマホ)のリスク」について,正しいものを選べ。
① スマホは便利であり,何らかの確率で生じる危害や損失としてのリスクも小さい。
② 小さな機器であるスマホは紛失や盗難のリスクが高いが,その場合に所有者だけでなくその家族や友人,知人などの個人情報が盗まれるリスクも高い。
③ 一日のうちスマホを使用する時間がどれだけ長くなっても,スマホ依存に陥るリスクは高くはならない。
④ 「ネットいじめ」とも呼ばれるスマホ上のいじめは,従来からのいじめの形態と何ら変わらない。


予想問題3 「コミュニケーション」について,次のうちから適切でないものを選べ。
① コミュニケーションは大きく分けて「ヒューマン・コミュニケーション」と「マス・コミュニケーション」そして「メディア・コミュニケーション」の三つに分類きる。
② 「マス・コミュニケーション」は,新聞やラジオそしてテレビなどによって不特定多数の人々に多くの情報を提供する。
③ 「メディア・コミュニケーション」では,パソコンやケータイといった新たな器機によって,インターネットを通じた双方向の情報交換が大きな位置を占めている。
④ 現代では「メディア・コミュニケーション」以上に「マス・コミュニケーション」がますます発展して大きな影響力を発揮している。



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ②
予想問題3 ④


第8章
前回出題されたテーマは、「スクールソーシャルワーク」、「青年前期の発達的特徴」、「保健室の役割」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 生徒指導の核としての子ども理解について,正しいものを選べ。
① 子ども理解は取組もうとしてもきりがないので,教師が考える方針で生徒指導をするしかない。
② 生徒指導は子どもと毎日接しているクラス担任の責任だけでおこなうべきものである。
③ 青年前期(思春期)の子どもは概して不安や攻撃性を秘めていることを常に念頭に置いて,教師は子ども理解に努めるべきである。
④ 青年前期(思春期)はいまだ親への依存心が強く,「自分」という意識も育っておらず,なお未熟であるという特徴をもつ。


予想問題2 「学校ソーシャルワーク」とも表記される「スクールソーシャルワーク」の意味について,適切でないものを選べ。
① 「スクールソーシャルワーク」は「スクールカウンセリング」とほとんど同じ意味である。
② 「スクールソーシャルワーク」は子どもの問題行動を教育面からだけではなく,福祉や保健の面からも広く捉える。
③ 「スクールソーシャルワーク」は子どもの家庭環境や地域環境の改善にはたらきかける。
④ もっぱら担任教師がクラス内だけで問題行動の解決にあたりがちであった傾向を,学校全体そして家庭を含む地域全体で取組む態勢づくりへと転換するきっかけを与えてくれる。


予想問題3 保健室からの子どもの理解について,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 保健室の役割は,健康診断や健康相談,保健指導そして救急措置がすべてである。
② 保健室の特徴は,一度に多くの子どもたちと対応するクラスと異なり,養護教諭が子どもと一対一で接すること,学業成績をつけないこと,学年の枠に収まらないこと,などにあり,クラスでは見せないかれらの素顔を見ることができる点にある。
③ 養護教諭はスクールカウンセラーのように相談内容についての守秘義務をそれほど強く負っていないので,クラス担任と情報交流することが可能である。もちろん,子どもに関する情報の守秘義務はその学校教員全体が負っている。
④ 生徒指導はスクールカウンセラーと同じく,あるいはそれ以上に,身近な養護教諭の存在を日常的に十二分に活用すべきである。



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ①
予想問題3 ①


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18年度冬・傾向と対策②「教育政策と学校の組織的対応」

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2016年夏の大リニューアルで、必修科目・「教育の最新事情」(15章・15問)から分離独立した「教育政策と学校の組織的対応」(8章・12問)ですが、リニューアル以降の「新傾向問題」は全部で6問、すべて2017年冬期以前の出題となっています。2017年夏以降は、「新傾向問題」は一切出題されておらず、トータルでリニューアル後の過去問からの出題率は95%です。
章ごとに出題される問題数について見てみますと、この科目はリニューアル当初からランダムの傾向にありました。最大の特徴は、これまで第3章と第6章はだけは、土日の問題それぞれに1回しか出題されておらず、他の章のように同時に2問出題されることはなかったという点です。ただ、だからといって3章と6章は軽視してもいいというわけにはいかないでしょう。まあ他の章よりはちょっと手を抜いてもいい、くらいでしょうか。
夏の「傾向と対策」の3つの予想問題的中率は、過去問のみの出題だけにやや高めの38%(9/24)
今期もさらに的中率が上がるといいですね。
それでは、各章の前期の出題テーマと今期の予想問題です。

第1章 
前回出題されたテーマは、「21 世紀型学力の育成が提唱される社会経済的背景」、「今次の教育改革(=教育の「構造改革」)の特徴」、「中央教育審議会答申の内容」、「教育振興基本計画」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 今世紀に入り,「教育の構造改革」と言われる日本の教育改革について説明している次のうちから不適切なもの を選べ。
①教育改革が促されてきた背景には,教育の失敗は国家の経済競争力を脅かすという信念が社会の中で広範囲に共有されてきたこと,成功した民間部門の経営手法を公的行政部門に導入し行政の効率性,有効性を図っていく考え方が社会的に受容されてきたことなどがある。
② 従来の自治体や学校の自由裁量を尊重する出口管理型の教育行政手法から,具体的な成果を生み出すために,自治体の教育行政運営や学校の教育活動を政府の方針に沿って進めるよう参入規制とプロセス管理を強める入口管理型の教育行政手法に転換を図っている。
③ PISA型学力に象徴される21 世紀型学力育成が提唱される背景には,経済・社会のグローバル化や高度知識社会化による産業・就業構造の変化の下で,新たな産業等に対応した非定型的分析,相互作用的業務が増大し他者と係りながら情報を的確に入手,分析,統合し新しいアイデアや企画立案等を生み出す資質・能力が求められてきている等の事情がある。
④ 新学力の育成は小・中学校の義務教育段階で先行しそれなりの成果をあげてきているが,その成果と取り組みが,高校や大学等にうまく継続されていないという問題認識から,高校教育と大学教育,そして,その教育的接続を図る大学入試改革が重視されている。

予想問題2 [A群]とその内容[B群]のもっとも適切な組み合わせを,次のうちから選べ。
[ A群 ] a.教育基本法改正(2006年12月) b.中央教育審議会答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」(2012年8月) c.1980年代臨時教育審議会  d.出口管理型教育行政手法
[ B群 ] ア.規制緩和による自由主義的教育改革の試み  イ.成果の継続的検証サイクルの構築 ウ.教育振興基本計画  エ.アクティブラーニングの提唱
① a―エ,b―ウ,c―ア,d―イ
② a―ウ,b―エ,c―イ,d―ア
③ a―ウ,b―ア,c―エ,d―イ
④ a―ウ,b―エ,c―ア,d―イ


予想問題3 PISA型学力などに象徴される21世紀型学力の育成が先進主要国で課題とされ ている社会経済的背景には,経済・産業の構造変化とそれに伴う労働需要の変化が あることが指摘されている。先進国では,1980年代以降,コンピューターなどの生産技術の発展により,勤労者の業務形態とその就業者数が大きく変化し,そうした変化が学校教育で育成すべき学力の内容に転換を迫ってきているとも言われている。産業・就労構造の変化に伴い,次の①~④に示す主要な業務形態のなかで,今後,社会・産業からの需要が最も高まり,それに対応した能力こそ21世紀型学力の育成課題として重要とされている業務形態はどれか,適切なものを選べ。
① 定型手仕事(単純手作業)
② 非定型手仕事(非単純手作業)
③ 定型認識(単純知的作業)
④ 非定型分析(非単純分析的作業)


解答
予想問題1 ②
予想問題2 ④
予想問題3 ④


第2章
前回出題されたテーマは、「2008年学習指導要領改訂後の状況」、「全国学習状況調査」、「2008年学習指導要領改訂後の状況」(別バージョン)、でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 最近の日本の児童・生徒の学力や学習の状況として適切でないものを選べ。
① 国際学力調査PISAの成績は,OECD加盟国の中ではトップクラスといっていいくらい回復した。
② 文部科学省の実施する全国学力・学習状況調査が実施されて以来,知識の活用面についてはよいが,基礎の習得が弱いことが指摘されている。
③ 学校は,授業におけるねらいや習得目標を明確にして,教師の説明や課題を工夫するようになってきている。
④ 国語以外の教科でも,説明したり,協同解決したりするような,言語活動を積極的に行うよう求められている。


予想問題2 2008年の学習指導要領改訂にあたっての方針として,次のうちから適切なものを選べ。
① 国語科だけでも十分な言語力育成が図られるように,国語の時間数を増やすこと。
② 中学校での生徒の選択の幅を広げるために,選択科目を一定数設けること。
③ 「総合的な学習の時間」を存続させ,活用や探究の学習を確保すること。
④ 家庭学習をしなくても学力がつくように,授業の時間数を増やすこと。

予想問題3 2008 年に告示された現行学習指導要領において,改訂の背景について説明している,次のうちから,適切なものを選べ。
① 学力低下が問題とされ,学力向上が目指されるようになっていた。
② 教科の時間数を削減しないと子どもにゆとりがなくなると主張されていた。
③ 子どもが自分で選択できる科目を増やしていくべきという主張が強まっていた。
④ ゆとりの中で生きる力を育むという理念が生まれつつあった。



解答
予想問題1 ②
予想問題2 ③
予想問題3 ①



第3章
この章は、土日それぞれ1問ずつの出題で、前回出題されたテーマは、「学校組織のマネジメントにかかわるマルチ問題」が2問でした。選択肢の中に「経営学者バーナード」とか「経営学者ドラッカー」の言説が出てきたら、その選択肢は「〇」の選択肢だと覚えておくといいと思います。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 次のうちから,正しいものを選べ。
① 学校教育法第37条では「校長は,校務をつかさどり,所属職員を人事管理する」と規定して
いる。
② 学校教育法第37条第2項によれば,学校に「副校長,主幹教諭,指導教諭,栄養教諭その他必要な職員を置くことができる。」とされる。
③ これからの学校は積極的に情報を保護者や地域住民に公開し,協働責任を果たしていかないといけないとされる。
④ 教育基本法第21条に9年間の義務教育の目標規定が定められた。


予想問題2 次のうちから,適切でないものを選べ。
①経営学者バーナードによれば,組織には公式組織と非公式組織があるとされる。
② 学校の場合は,その活動に関わりがある人という意味でステークホルダーというとらえ方があり,そうした人たちからの評価を学校関係者評価として位置づけている。
③ 学校が保護者や地域住民と連携・協力関係を深めると,学校への理解が深まり,新しい教育成果が生まれるのではないかと期待されている。
④ 中教審答申「新しい義務教育を創造する」(平成17年)で9年制の義務教育学校の設置が決まった。


予想問題3 学校組織や学校評価の改革について,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 学校教育法が改正され,各学校に主幹教諭を置くことが出来るようになった。
② 学校組織マネジメントはPlan-Do-Check-Action というPDCAのサイクルが,らせん的に向上するように展開されることが望ましい。
③ 学校教育法が改正され,同法施行規則で学校の自己評価と学校関係者評価(保護者や地域住民等が行う),第三者評価のすべてが学校に義務づけられた。
④ 指導教諭とは,子どもの教育や保育をつかさどりながら,他の教職員の教育指導や保育の改善および充実のために必要な指導および助言を行う学校職員のことである。



解答
予想問題1 ②
予想問題2 ④
予想問題3 ③


第4章
前回出題されたテーマは、「いじめにかかわる組織的な対応」、「同僚性」、「同僚性」(別バージョン)でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 講義で取り上げた組織的対応について次のうちから適切でないものを選べ。
① 組織的対応の必要な場面は,限られる。
② 組織的対応は,個人の力を超えた成果を生む。
③ 組織的対応は,特別支援教育の分野でも有効である。
④ 組織的対応は,反社会的な問題行動でも有効である。


予想問題2 組織的な対応を行う風土を阻むものは何か,もっとも適切なものを次のうちから選べ。
① 組織的対応を行う風土は,授業研究によって阻まれる。
② 組織的対応を行う風土は,情報を共有しない態度によって阻まれる。
③ 組織的対応を行う風土は,それぞれが学校の諸課題に気づくことで阻まれる。
④ 組織的対応を行う風土は,実践の目標を共有することで阻まれる。


予想問題3 組織的な対応について,次のうちから,もっとも適切なものを選べ。
① 組織的な対応は,個々の教員の負担になるので,最小限に留めるべきである。
② 組織的な対応は,個々のニーズに応える特別支援教育では,不必要である。
③ 組織的な対応は,不登校など個人の問題については,不可能である。
④ 組織的な対応は,教科を超えて,教科指導面で実施することも可能である。



解答
予想問題1 ①
予想問題2 ②
予想問題3 ④


第5章
前回出題されたテーマは、「ボランティアや民間人の活用の今後のあり方」、「学校と地域との連携協力に関する近年の動き」、「これからの学校と地域との関係」でした。今期に出題が予想される「学校と地域の連携の歴史」にかかわる問題は大変やっかいなので、そっくり問題ごと覚えておく方がいいと思います。歴史的なことをあまりちゃんと覚えたとしてもたいした意味はありませんので。今期は、それらを中心に次の3問を予想します。

予想問題1 学校と地域との連携協力のこれまでに関する記述として,次のうちから,適切なものを選べ。
① 大正の時期に発足した京都の番組小学校は,学校施設をコミュニティ施設等と複合した建築のはしりで,学校と地域との連携協力の発端とされる。
② 昭和20年代の中期には,米国のコミュニティ・スクールの思想と実践がモデルとなり,地域社会との連携協力の下に学校づくりを進める動きが広がった。
③ 学校と地域との連携協力は,文部科学省の政策で学校支援地域本部事業が広がったことが発端で,千葉県野田市の取り組みは代表事例である。
④ 学校と地域との連携協力は,東日本大震災が契機になって注目され始めたもので,約1世紀にわたる我が国の学校教育の歴史ではなかったものである。


予想問題2 教育課程などに関連したボランティアや民間人の活用の今後の在り方についての市区町村教育委員会の考え方を説明した記述として,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 授業等に協力を得られれば,教育活動の幅が広がる。
② 学校側ニーズとの調整は,教職員の役割が重要になる。
③ 教職員が一人一人の子どもと向き合う時間を生み出すために必要。
④ ボランティアや民間人に代えて塾などに教育委託する方法が適切。


予想問題3 学校と地域の連携の歴史的系譜について述べた記述として,次のうちから,正しいものを選べ。
① 学校と地域との連携の歴史は古く,近代学校が発足した明治初期にまで遡る。取り分けよく知られているのは,明治初期に京都府内で設置された番組小学校である。
② 明治中期には,学校と地域との関係はいっそう深まるようになり,住民が学校で集会を開くことを想定した集会条例なども制定された。
③ コミュニティ・スクールという名称が教育界に流布するのは,第二次大戦後の昭和30 年代と言ってよいが,それは大正自由教育の思想を継承したものである。
④ 学校と地域の連携という考え方は明治後期に発生するといってよく,学校施設に役揚,警察官詰め所.火の見櫓などの地域施設が複合される思潮が生まれた。


解答
予想問題1 ②
予想問題2 ④
予想問題3 ①


第6章
この章の出題テーマは、「「スクール・コンプライアンス(法令遵守)」」にかかわるマルチ問題です。出題数が土日それぞれ1題ずつです。知らないと難しく感じる問題ですが、リニューアル以後は4種類の問題が2つずつペアになって毎期出題されます。片方のペアがここ2期連続で出題されたので、今期はほぼ間違いなく、もう一方のペアの過去問(予想問題1と2)が出題されるはずです。万全を期してもう一方のペアも予想問題として、ここだけは4問掲載しておきます。

予想問題1 次のうちから,もっとも適切なものを選べ。
① いじめ防止対策推進法は,地方公共団体には「地方いじめ防止基本方針」の策定を義務づけているが,学校には「学校いじめ防止基本方針」の策定を義務づけていない。
② 教員には,教育の自由が認められていることから,教科書の使用については,授業の展開上,必要があると教員が判断した場合に限り使用すればよい。
③ 学校の教員は,公立・私立の区別を問わず,児童・生徒にとってのロール・モデルと考えられていることから,高いコンプライアンス(法令遵守)意識が求められている。
④ 教員には,教育の自由があるため,担当する児童・生徒に必要と考える内容を自由に教育することができる。 

予想問題2 次のうちから,もっとも適切なものを選べ。
① 大規模災害の場合,どのような被害が生ずるのか誰も予測がつかないことから,その災害に起因して児童・生徒が死傷するような事態になったとしても,学校設置者の法的責任が問われることはおよそあり得ない。
② いじめ防止対策推進法は,学校に求める「いじめに対する措置」として,被害児童・生徒とその保護者に対する方針は規定しているが,加害児童・生徒とその保護者に対しては,何ら言及していない。
③ 公立学校の教員に対し,一般公務員と比較して厳しい懲戒基準が設定されることについて,日本国憲法の平等規定に違反すると考えるのが裁判例の一般的傾向である。
④ 学校は,公立・私立の区別を問わず,法的な存在であり,日本国憲法=教育基本法を頂点とする多様な教育関係法規の見えざる「法の網」の下で運営されている。


予想問題3 次のうちから,もっとも適切なものを選べ。
① 学校教育法1条が規定する学校(以下,学校とする)は,いつの時代も子どもを育てるための重要な教育施設として,すべての保護者や地域住民から理解され,温かい視線が送られている。
② 学校の設置者は,公立・私立の区別を問わず,学校の施設・設備の安全性に問題があったことに起因して事故が発生した場合,国家賠償法の規定に従い,損害を賠償する法的義務を負う。
③ 体育の授業中,高校生が,教員の指示を無視してプールに飛び込み負傷した場合,判断能力があると認められる高校生であり,負傷の原因は教員の指導に従わなかった点にあることから,学校設置者が法的責任を問われることはおよそあり得ない。
④ 学校事故は,学校教育の法化現象が最も進行している領域の一つである。


予想問題4 次のうちから,適切でないものを選べ。
① 平成24年度中に体罰を行ったことにより当事者責任として懲戒免職処分を受けた公立学校教員は数名に止まっており,他の処分事由と比較して処分の甘さが指摘できる。
② 部活動の指導の一環として全裸でランニングをさせるという指導方法は,体罰に該当するとして教員の指導方針を厳しく指弾した裁判例が存在している。
③ 学校と児童・生徒,その保護者間でトラブルが生じた結果,訴訟にまで発展するケースが増加傾向にある。
④ 喧嘩等,児童・生徒間の衝突によって損害が発生した場合,加害児童・生徒(あるいはその保護者)が損害賠償責任を負う。したがって,学校の設置者に法的責任が発生する余地はない。



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ④
予想問題3 ④
予想問題4 ④


第7章
前回出題されたテーマは、「危機管理マニュアル」、「危機管理推進上の留意点」、「防災教育」、「学校保健安全法」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 学校安全計画に含むべき内容について適切でないものを選べ。
① 通学を含めた学校生活その他の日常生活における安全に関する指導を行う。
② 地域の交通整理や防犯パトロールを行う。
③ 学校の施設・設備の安全点検を行う。
④ 教職員を対象とした学校安全に関する研修を実施する。


予想問題2 危険等発生時対処要領(危機管理マニュアル)について,次の記述のうちから,適切でないものを選べ。
① 危険等発生時対処要領は,教育委員会が作成したものを必ず使用する。
② 危険等発生時対処要領には,危機発生前の準備(たとえば備蓄など)も含む。
③ 危険等発生時対処要領は,訓練を行って問題点があれば改善を図る。
④ 危険等発生時対処要領では,管理職の不在時など様々な状況を想定して作成する。


予想問題3 学校の危機管理体制について,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 学校安全の中核となる教職員を中心に危機管理を進める。
② 危機発生時における教職員の役割分担と責任を明確にする。
③ 一部の教職員が不在の場合でも対応できる体制をつくる。
④ 危機発生時には必ず教育委員会の指示を待ってから行動する。


解答
予想問題1 ②
予想問題2 ①
予想問題3 ④


第8章
前回出題されたテーマは、「1980年代半ば以降のさまざまな教育改革」、「PISAの日本の成績の変化」、「1970年代後半から80年代にかけての教育をめぐる状況」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 少年による殺人の発生率の国際比較によれば,日本は英・米・独・仏などと比べて際立って低い水準にあるが,そうした日本の低水準を支えている要因として欧米の研究者・関係者が評価しているのは何か。次のうちから,適切なものを選べ。
① 日本経済の成功(豊かさ)
② 日本の殺人・強盗の検挙率の高さ
③ 日本の学校・地域コミュニティのケア機能
④ 日本の伝統文化


予想問題2 次の文章中の(  )に入るべき語句としてもっとも適切なものを選べ。
学校教育は1970年代前半あたりまで,「善きもの」としての自明性・正統性を確保しえていた。しかし,70年代後半以降,校内暴力・いじめや不登校などが「教育病理」だとして問題視されるようになり,もう一方で,人びとの生活スタイル・価値観や学校への期待・関心の多様化が進む中で,その自明性・正統性が低下してきた。かくして,公立学校を中心に(  )が重要な課題となり,「教育の個性化(自由化)」と「特色ある学校づくり」をスローガンに掲げて,中高一貫校や学校選択制の導入といった改革が進められることになった。しかし,この改革に対しては, (  )につながるというより,学校の序列化と教育機会の格差化を促進するものでしかないという批判もある。
① 教育問題の解消 ② 教育水準の向上
③ 信頼の回復    ④ 教育の個性化


予想問題3 国際学力調査の数学について見ると,2011年のIEA(国際教育到達度評価学会)・TIMSSでは,韓国,シンガポール,台湾,香港,日本が1位から5位までを独占し,2012年のOECD(経済協力開発機構)・PISAでもそれら5ヵ国は7位までに入った(上海1位,マカオ5位)。それ以前の調査でも概ね同様であったが,こうした調査結果とその二つの調査について,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 両調査で上位を占めた上記5ヵ国・地域では,進学競争・受験競争が激しく,学習塾その他の学校外学習も盛んである。
② 両調査で上位を占めた上記5ヵ国・地域では,系統的学修・習得学習(マスタリー・ラーニング)が重視されている。
③ 両調査で上位を占めた上記5ヵ国・地域では,教員の基礎資格が修士レベル(修士課程修了)になっている。
④ IEAのTIMSSとOECDのPISAは違う学力を測定していると言われているが,必ずしもそうとは言えない可能性がある。



解答
予想問題1 ③
予想問題2 ③
予想問題3 ③

*解答はすべて③になっていますが、第8章の問題の解答は、リニューアル前からなぜか②か③のどちらかです(1回だけ①)。「①と④はない」と決めてかかってよろしいかと。

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2018年度冬・傾向と対策①「教育の最新事情」

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2016年夏の大リニューアルで、必修科目・「教育の最新事情」(15章・15問)が現在の「教育の最新事情」(8章・12問)と「教育政策と学校の組織的対応」(8章・12問)に分かれました。その際、新「教育の最新事情」に新たな第5章として「子どもの脳の発達科学」が加わりました。
まず、章ごとに出題される問題数について見てみます。これはどの科目にも共通していることですが、テキストの章立てが8章で、修了認定試験の問題数が12問になりましたので、2問以上出題される章があります。このことに関して、これもどの科目においてもほぼ同じですが、リニューアルの年度の2回の修了認定試験は、土曜日の問題が、奇数章2問、日曜日の問題が偶数章2問と規則的な出題のされかたをしていました。
ところが、2017年からこの規則が崩れ始め、かなりランダムに出題されるようになってきました。土日で同じ章の問題が4問出題されるケースもあれば、2問しか出題されない場合もあります。昨年の夏期に限れば、「教育の最新事情」は、2章と7章の問題が土日で1問ずつの2問しか出題されなかったのに対して、3章と6章は、土日それぞれ2問ずつ、計4問も出題されました。(1問も出題されない章は今までありません)常識的に考えてそれぞれの章を担当する講師が出題しているとしたなら、章ごとの出題数をどのように調整しているのか、と不可解に感じる節もありますが、いずれにせよ出題章のランダム化は今後もさらに続くであろうと予想されます。
さて、次に過去問以外の新規の問題、このブログでは「新傾向問題」と呼んでいますが、リニューアル以降の「教育の最新事情」の新傾向問題の出題数は10回の試験(120問)でたったの4問です。4/120、つまり確率としては3.3%、逆に言えば、過去問出題率は96.7%ということになります。
新科目やリニューアル科目を除けば、他のほとんどの選択科目の過去問からの出題率も95%を超えています。放送大学の教員免許更新において、「非公開」となっている過去問を知ることのパワーがいかにすさまじいものか、この数字が示しています。(ここにこのブログの存在意味があります。)
ただし、今期、どの過去問が出題されるかを的中させることは、過去問の数の多さと出題のランダム性からみて至難の業と言ってもいいかと思います。昨年の大自己採点大会の結果のところにも載せてあるとおり、この「傾向と対策」で予想した3問の的中率はせいぜい高くても40%程度で下手をしたら0%という科目もありました。「傾向と対策」では、今期も3問しか予想しませんので、リニューアル以降の過去問に一通りあたっておくことはmustとして推奨しています。


それでは、各章の前期の出題テーマと今期の予想問題です。

第1章 
前回出題されたテーマは、「現在の社会状況における学校教育」、「学びの専門家としての教師」、「マルチ問題」(複数のテーマが盛り込まれた問題)でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 教師の専門性について,正しいものを選べ。(前回出題の問題と選択肢②だけが異なる問題)
① 教師の適応的な熟達とは,授業において状況に敏感に応じて判断し行動できることである。
② 教師の教養の高度化とは,先端の学問技術に関する知識を詳しく知っていることである。
③ 学びの専門家としての教師とは,教員採用試験等で学力が高いとされる教師を採用すべきという主張である。
④ 学びの専門家としての教師とは,教師は授業での学習指導のみに専念し,学級経営や生活指導は他の人に委ねるべきという主張である。


予想問題2 次のうちから正しいものを選べ。  
① 国際学力テストPISA2013の結果を見ると,日本の子ども達の学力は低下傾向にある。
② 国際的な経済不況においても日本の相対貧困率等は比較的低く,学力格差は小さい。
③ 知識基盤社会においては,教える内容についての知識の高度化が教師に求められている。
④ 教師は自律した専門家であるので,他の同僚には教室を閉じ自らの責任を明確にすることが求められている。

予想問題3 教師は教える専門家であると同時に学びの専門家であるといわれる。この点について,次のうちから適切でないものを選べ。
① 教科内容に関する教養を高度化していくことが求められている。
② 同僚と共に学びあっていくことが求められている。
③ IT機材等のメディアの変化を学ぶ特定の専門家の養成が求められている。
④ 子どもたちの変化に対応できるよう学びの質に敏感であることが求められている。


解答
予想問題1 ①
予想問題2 ③
予想問題3 ③


第2章
前回出題されたテーマは、「教師論」と「教師の職業モデル」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 (  ) に入る語句,(ア)「人格的リーダーシップ」,(イ)「制度的リーダーシップ」の正しい組み合わせを選べ。
わが国では,江戸時代の寺子屋に「師匠」がいた。それが明治時代に学校制度が発足して「教員」になった。この「師匠」と「教員」との違いを考えるときに,社会学者ウィラード・ウォーラーが提案した( A ) と ( B ) という概念が参考になる。ウォーラーは,「相異なる人間同志の結びつきから必然的に生じる」指導を( C ) ,「はじめに支配と服従についての制度があって,その制度が定める型にしたがって行われる」指導を( D ) と名付けた。
① A (ア) B (イ) C (ア) D (イ)
② A (イ) B (イ) C (ア) D (ア)
③ A (ア) B (ア) C (イ) D (イ)
④ A (ア) B (イ) C (イ) D (ア)


予想問題2 (ア)「人格的リーダーシップ教師論を「人格論」「職業論」「教育行為論」の三つに分類したときに,次のうちで「人格論」には含まれないものはどれか選べ。
① 沢柳政太郎『教育者の精神』明治28(1895)年
② 福沢諭吉『学問のすすめ』明治5(1872)年
③ 櫻井賢三『現代の教育者』大正15(1926)年
④ 三浦修吾『学校教師論』大正6(1917)年


予想問題3 世界各国の公立義務教育学校の教員給与に関するOECDの調査報告に関して,次のうちから,正しいものを選べ。
① 日本の教員給与の最高額と初任給との差は,OECD加盟国の中では小さい方である。
② 日本の教員給与の最高額は,OECD加盟国の中では低い方である。
③ 日本の教員給与の最高額と初任給との差は,OECD加盟国の中では大きい方である。
④ 日本の教員給与の初任給は,OECD加盟国の中では高い方である。


解答
予想問題1 ①
予想問題2 ②
予想問題3 ③


第3章
前回出題されたテーマは、「教員評価のあり方」、「教師の現職研修」、「教職専門性の発達」「教職専門性」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 教職専門性について述べた次のうちから,適切でないものを選べ。
① 専門職の条件の一つが長期にわたる専門職訓練であるから,教師の場合も教員養成段階だけでなく,実際の教職活動段階でも常に専門性の成長発達を図ることが重要である。
② 教職専門性は,教員採用試験に合格すればそれで十分に保持されている。
③ 近年の教職専門性に関する世界の論議は,教師個人よりも学校職場での教師集団に視点を置き,教師の協働性による学校改善を通じた専門性の実現過程に関心を向けている。
④ 教職専門性に関する世界の論議は,教職がどれだけ専門職として認められるかという〈地位〉問題から,教育行為にどれだけの専門的知識・技能を用いるかという教師の〈役割〉問題へとその対象を移してきた。

予想問題2 教師の現職研修について,次ののうちから,正しいものを選べ。
① 法定の現職研修としては,初任者研修のみである。
② 多忙な教師にとって,校内研修は余分な時間を取るので少なくすべきである。
③ 全国各地の「教育センター」(総合教育センター,教職員研修センターなどの総称)では,多種多様な研修プログラムを用意しているので,必要に応じて活用できる。
④ 現職研修としては,教師個人の興味関心に従っておこなう自主研修のことだけを考えればよい。


予想問題3 教師の「資質・能力」について述べた次のうちから適切でないものを選べ。
① 教師の「資質・能力」は持って生まれた力量であるから,変えようがない。
② 一般に教師の「資質」と略されて呼ばれる全体的な力量は,個人の人間性に深く根ざし,やや固定的な「資質」部分と,学習によって変化し成長していく「能力」部分から成ると考えられる。
③ 教師の「資質・能力」の発達を支えるのは,自己成長に向けた探究心である。
④ 新たな問題に直面する現代の学校では,教職にとっての一般的な知識・技術だけでなく,勤務校で実際に問題解決に当たる技能が求められる。



解答
予想問題1 ②
予想問題2 ③
予想問題3 ①

第4章
前回出題されたテーマは、「学校教育における学習の基本的特徴」、「脳科学や心理学の調査からみる数量や言葉の発達」、「少子化・情報化の影響」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 現代日本の少子化事情について,次のうちから,適切でないもの選べ。
① 現代日本の一つの大きな特徴は少子化が進んでいて,改善の見通しが立たないことである。
② 合計特殊出生率は女性一人あたりで数えるので,1 を超えていれば,少子化とは言えない。
③ 近年,合計特殊出生率は 1. 3 前後である。
④ 合計特殊出生率が最近は上がってきていているが,少子化を脱する見込みがあるとまでは言えない。

予想問題2 現代日本の子どもを囲む特徴として,適切でないものを選べ。
① 少子化が進んでいて,地域にも子どもが少ない。
② テレビゲームやスマートフォンなどの利用が低年齢化している。
③ 保育所の待機児童に見られるように乳幼児の人数が増えている。
④ 友人関係が学校のクラスの級友を中心としている。


予想問題3 感情が人間にとって重要な一つの理由は情動制御・自己制御といったことである。そういった制御過程の特徴をもっとも適切に表しているものを,次のうちから選べ。
① 情動をコントロールする力の育成は特に思春期以降の教育の中心の一つになるものである。
② 注意をコントロールする大脳等の部位が中心となって知的作業とそれに関わる感情をコントロールしている。
③ 集中したり注意を維持したりするといった制御は幼い子どもには不可能である。
④ 情動の制御の個人差が大きく,制御が十分適切にできるようになる子どもは少ない。



解答
予想問題1 ②
予想問題2 ③
予想問題3 ②

第5章
前回出題されたテーマは、「教育と脳研究の関係」、「道徳性の発達」、「脳の働き・マルチ問題」(複数のテーマが盛り込まれた問題)でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 前頭葉の発達について,次から適切でないものを選べ。
① 前頭葉は,実行機能の発達と関連している。
② 前頭前野は,頭頂葉の一部を構成している。
③ 幼児期の実行機能は,後の学業成績や友人関係に影響を与える。
④ 前頭葉は,児童期以降も発達を続ける。


予想問題2 子どもの脳の発達について,次のうちから正しいものを選べ。
① 子どもの脳は,生まれる際には既に完成している。
② 脳の各領域は,異なったタイミングで発達する。
③ 脳の発達的変化は,生後 3 年間で終了する。
④ 子どもの脳は,生まれる前にはほとんど変化がない。


予想問題3 次のうちから正しいものを選べ。
① 文字を学んでいない子どもには,キーボードを用いた文字学習が最も効果的である。
② 子どもはどのようなメディアからも学習できない。
③ 乳児は,ライブの他者とメディアの他者から同等に学習する。
④ デジタル機器を利用することで,子どもの学習支援が可能となる。


解答
予想問題1 ②
予想問題2 ②
予想問題3 ④


第6章
前回出題されたテーマは、「特別支援教育へ転換した後の状況」、「特別支援教育の学校支援体制」、「支援/援助の3段階」、「インクルーシブ教育」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 発達障害とはどのような子どもたちのことか。適切でないものを選べ
① 文部省(1999)の学習障害(学習症)の定義では,「学習障害とは基本的には全般的な知的発達に遅れはないが,聞く・話す・読む・書く・計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである」となっている。
② 文科省(2003)の注意欠陥(または欠如)多動性障害(注意欠如多動症)の定義では,「ADHDとは,年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力及び/又は衝動性,多動性を特徴とする行動の障害で,社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである」となっている。
③ 文科省(2003)の注意欠陥(または欠如)多動性障害(注意欠如多動症)の定義では,「ADHDとは,年齢あるいは発達に不釣り合いな不注意のみを特徴とする行動の障害で,社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである」となっている。
④ 文科省(2003)の「高機能自閉症(高機能自閉スペクトラム症)とは3歳くらいまでに現れ,他人との社会的関係の形成の困難さ,言葉の発達の遅れ,興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち,知的発達の遅れをともなわないものをいう」となっている。 


予想問題2 特殊教育から特別支援教育への転換に伴い新たに設けられた支援体制について,次のうちから,正しいものを選べ。
① 特別支援教育コーディネーターは特別支援学校教諭免許状を取得している教員が一人指名される。
② 校内委員会には,学校関係者以外は参加できない。
③ 特別支援教育コーディネーターは校内委員会の運営を推進する役割をもっている。
④ 個別の指導計画の作成は,個人情報保護のため,担任と管理職で作成する。


予想問題3 学習障害について述べた次のうちから,正しいものを選べ。
① 学習障害は読み書き障害のことである。
② 学習障害は様々な学習面の困難さを示す状態の総称である。
③ 学習障害のある児童・生徒が示す困難さで最も多いのは算数障害である。
④ 学習障害のある児童・生徒は注意欠陥多動性障害を併せもつことはない。


解答
予想問題1 ③
予想問題2 ③
予想問題3 ②


第7章
前回出題されたテーマは、「親子関係」、「マルチ問題」(複数のテーマが盛り込まれた問題)でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 社会性と自己本位的行動について,適切でないものを選べ。
① 社会性とは,その社会の価値規範,行動様式,生活習慣に従って社会生活を営む社会的適応性をいう。
② 今日の子どもたちは,親の私生活優先主義的な生活態度,そして対等なパートナーシップという親子関係のなかで自己本位的になってきている。
③ 社会性は子どもが日常生活において取り結ぶ人間関係を通して発達していく。
④ 自己が不利益をこうむってでも他人に利益をもたらすような行動を自己本位的行動という。

予想問題2 私生活化について,正しいものを選べ。
① 私生活化とは,公的事象に対して私的事象を優先させるという生活態度をいう。
② 私生活化とは,公的事象にも私的事象にも強い関心をもち,その関心をさらに深めていくような生活態度をいう。
③ 私生活化とは,公的事象にも私的事象にもまったく関心を示さない,何事に対しても無関心な生活態度をいう。
④ 私生活化とは,自身の生活を犠牲にしてでも社会的な問題(公的事象)のために貢献しようとするような生活態度をいう。


予想問題3 集団指導と集団活動について述べた,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 集団指導とは集団活動を通して社会性を育成していこうという教育活動である。
② 集団活動における成員間の対人関係を通して,子どもは他人性の存在を意識し,自己統制を発達させ,集団活動のルールを理解するようになる。
③ コミュニケーション能力は,子どもが自分一人で自然と身につけていくものであるから集団生活の経験がなくても発達していくものである。
④ 子どもは,集団活動や集団生活を通してリーダーシップとフォロアーシップのあり方を理解するようになる。


解答
予想問題1 ④
予想問題2 ①
予想問題3 ③


第8章
前回出題されたテーマは、「生徒理解に必要な教師の態度」、「学校内・外との連携」、「教育相談に必要な共感」でした。今期は、次の3問を予想します。

予想問題1 教育相談の実際について,適切でないものを選べ。
① 子どもたちの言葉は,タテマエに隠されて本音が見えないこともある。
② 傾聴とは,言葉だけでなく,言葉に隠された気持ちに耳と心を傾けることである。
③ 教育相談に必要なのは,「人間」対「人間」の対等な信頼関係である。
④ 教育相談において子どもが言葉に詰まったら,すぐに助け舟を出すべきである。

予想問題2 子どもたちの「問題行動」について適切でないものを選べ。
① 子どもの「問題行動」にひそむメッセージを理解することが大切である。
② 「反社会的行動」は攻撃性を他者や社会に向けるもので,暴力や反抗などがある。
③ 過敏性大腸症候群や円形脱毛症は,「行動化」に分類される。
④ 子どもが悩みを言わない背景には,プライドや大人への不信感,気遣いなどがある。

予想問題3 教師とカウンセラーについて述べた,次のうちから,適切でないものを選べ。
① 教師は子どもと日常生活を共有しているので,問題の早期発見がしやすい。
② 教師とカウンセラーはめざす目的が異なるので,兼務しないほうがいい。
③ 教師には,学級という集団と個々の子どもという双方への関わりが求められる。
④ 学校現場においては,相談活動も教師の仕事の一つに含まれる。



解答
予想問題1 ④
予想問題2 ③
予想問題3 ②


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教員免許更新で眠れぬ夜をお過ごしのチキンな方々に、ドジさんがお役立ちの情報をお届けします。合言葉は、
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