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スクールカウンセリング(4)

問4
ここは、もっとも対策の取りやすい章です。これまでの出題は、すべて次の3つの例題のローテーションというきわめてわかりやすいパターンです。ちなみに夏期は、昨年冬期に引き続き、例題1と例題3が出題されましたので、今期は例題2が土日のどちから、もしくは両日出題される可能性大です。もっとも出題パターンが3つですから山を張る必要もありませんが。

例題1 不登校の子どもたちへの関わりとして、次の中から正しいものを一つ選べ。
① 子どもが抱えている歴史を理解するために,必ず保護者から生育歴を聴き取る。
② 不登校は家庭環境との関連が深いので、常に家族関係に踏み込んだ指導を行う。
③ 不登校生徒へは教育相談担当がいつも中心となり、担任はそれを補佐する。
④ 怠学傾向にある子どもに対して、不登校の視点で捉え直すことも必要である。


例題2 最近の不登校の変化について、次の中から正しいものを一つ選べ。
① 非行との境界線が不明確になってきている。
② 発達障害との関連が疑われるケースは減ってきている。
③ 神経症と関連した不登校の割合が増えてきている。
④ 困難な家庭環境を背景に持つケースはあまり見られなくなった。


例題3 最近の不登校の家庭の状況について、適当でないものを一つ選べ。
① 失業や借金などの経済的困難
② 夫婦関係の困難な状況
③ 祖父母の過保護
④ 親の精神疾患


正解
例題1 ④
例題2 ①
例題3 ③

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スクールカウンセリング(3)

問3
第2章と同じ講師だけに毎回同じテーマでの出題です。そのテーマは、「学校で重大な事件・事故が起きた後の対応」(正四択)。夏にテキストの内容にマイナーチェンジがありましたが、出題内容はほとんど今までと変わりませんでした。ひとつだけ新傾向の選択肢が出題されましたので、それを付け加えて、前回同様、網羅された選択肢の中で「正四択」の正解を押さえる例題で傾向と対策に代えます。

例題 学校で重大な事件・事故が起きた後の対応について、次の中から正しいものを選べ。
1.外傷的体験を話すと記憶がよみがえり、傷をさらに深くするので、児童・生徒に話をさせないように配慮する。
2.PTSD(外傷後ストレス障害)の主要な症状には侵入,陰性気分、解離、回避、過覚醒があるが、いずれも後に深刻な影響を及ぼすので、軽い症状でもすぐに医療的援助が必要である。
3.事故や災害などの心に傷を残すような出来事を、一緒に体験した者同士が語り合うことによって、心の回復に役立つことが多い。
4.外傷的体験について話したがる子どもがいたら、ちゃんと話をさせることが心の回復に役立つ。
5.幼少時に心の傷を負うと、その後の人生に必ず悪影響を及ぼすので、すべての子どもは一切の外傷的体験に遭わないように保護されなければならない。
6.心の傷の早期発見のために、一刻も早く児童・生徒の全員に心理的ケアの専門家による面接を実施する必要がある。
7.緊急事態における児童・生徒への対応は専門的知識を持つ第三者によって行われるのが望ましいので、心理的ケアを行う支援チームに一任するべきである。
8.一人ひとりの心の健康度を測るためのアンケート調査を全員に対して実施すべきである。
9.心的外傷体験がその後の人生に成長をもたらすと言われていたが,そのような事実はない。(新傾向の選択肢)




正解 3、4

スクールカウンセリング(2)

問2
この章も前回リニューアルされましたが、夏期出題問題はどちらも「教師とスクールカウンセラーとの連携」(正四択)でした。ただし、今までの問題がすべて使い回しだったのに対して、今回、選択肢に新たなものが付け加わり、少しとまどった受験者もいたようです。。
今期は、その新たな選択肢を含めた、前回同様の○×を問う問題で、傾向と対策に代えます。

1. スクールカウンセラーは守秘義務を負っているので、児童・生徒から聞いた、どのような情報も教師に伝えることはない。                                  
2.スクールカウンセラーは児童・生徒の心のケアを目的に配置されているので、教師は自身に関する相談はできない。
3. カウンセリングの目的の第1は、問題の原因を究明することにある。
4.カウンセリングを受けている生徒に対して、教師はこれまで同様、かかわりを続けるべきである。
5.スクールカウンセラーと面接をしている生徒には、教師はできるだけ関わらないようにするべきである。
6.スクールカウンセラーは教師のメンタルケアにも配慮する。
7.教師とスクールカウンセラーとは常に同じ視点から、児童・生徒を理解しなくてはならない。
8.スクールカウンセラーの仕事に支障をきたすので、教師は自身の悩みを相談してはいけない。
9.教師も自分自身が悩んでいることをスクールカウンセラーに相談できる。
10.「集団守秘義務」を守らなければならないのはスクールカウンセラーだけである。
11. スクールカウンセラーは集団守秘義務に基づいて、相談した児童・生徒からの情報を教師に伝える場合がある。
12. 子どももうつ状態になることがある。
13. 児童生徒の行為を許容し共感するのがスクールカウンセラーの専門性である。


正解
1 ×
2 ×
3 ×
4 ○
5 ×
6 ○
7 ×
8 ×
9 ○
10 ×
11 ○
12 ○
13 ×

12,13が夏期に新たに付け加わった選択肢ですが、いかがでしたか?
12については、テキストに「村田(2009)は子どものうつ状態はイライラで表出されることも多く,自己否定的でやけっぱちな行動の背景に悲哀と不安が存在することが多いと述べている。」と書かれており、13については、「カウンセラーが受容・共感するのは“心”であって,“行為”ではない」と書かれています。13は引っかかりやすいかもしれませんね。

スクールカウンセリング(1)

問1
この章は昨年夏の講師交代でどんな問題が出されるのか注目されましたが、両日とも
「小・中・高等学校におけるスクールカウンセリング」(正四択問題)で、選択肢をそれぞれ少しずつ変えた問題が出題されました。
「河合隼雄」はまさかもう出ないと思っていたら、ちゃっかり選択肢に出ていました。それも正四択の正解選択肢として!この講師も「河合隼雄教」信者なんかよ、って感じです。
以下がそれらをデフォルメした問題です。

小・中・高等学校におけるスクールカウンセリングについて,次の①~④のうちから,適切なものを一つ選べ。
① 戦後導入されたカウンセリングのアプローチは,行動療法が中心であった。
② スクールカウンセラーの配置は,全国どこでも同じように進んできた。
③ スクールカウンセラーが行うコンサルテーションとは,もっぱら保護者自身の問題について相談することである。
④ 教師は、子どもに理解させることに重きを置き、スクールカウンセラーは子どもを理解することに重きを置く。


正解 ④

小・中・高等学校におけるスクールカウンセリングについて,次の①~④のうちから,適切なものを一つ選べ。
① ロジャース,Cの提唱したカウンセリングは指示的療法であった。
② 日本のスクールカウンセラーはみな、子どもや保護者に直接関わらず、教師のコンサルテーションばかり行ってきた。
③ スクールカウンセラー配置の費用は,平成7年度以降はずっと国が全額負担している。
④ 河合隼雄は,スクールカウンセラーは、「育師」であるとして,教師との子どもへの関わり方の違いを明確にした。


正解④

どうですか?簡単な問題でしょう。『限定することば』、この場合、「どこでも」「もっぱら」「ばかり」「ずっと」などに注目すことも修了認定試験の攻略のひとつでしたね。ちなみに、2011年からのこのスクールカウンセリングの正解選択肢は70%が④残り30%が③となっています。つまり①と②はなし。これも迷ったときのヒントになるかも。
まだこの講師の出題傾向はつかめませんので、夏のオリジナル予想問題を再度提示して「傾向と対策」に代えます。

予想問題1 日本の学校におけるスクールカウンセリングの歴史について述べた,次の①~④の記述のうちから,適切でないものを一つ選べ。
① 日本に心理カウンセリングが導入されたきっかけのひとつに,昭和初期、アメリカの使節団によって,SPS(厚生補導)が紹介されたことがある。
②昭和36 年のC. ロジャーズ来日をきっかけに,教師の中に研修などを通して「カウンセリング・マインド」をある程度身につけ,教育相談や生徒指導に当たる人も出てきた。
③平成7年,文部省が開始した「SC活用調査研究委託事業」の背景には不登校の急増や,深刻な「いじめ」事件の発生があった。
④SC 配置校は平成14 年度に5,000 校を,平成18 年度に10,000 校を超え,平成25 年度には教育委員会等への配置も含め20,000 箇所以上に至っている。


予想問題2 日本のSCの実態について述べた,次の①~④の記述のうちから,正しいものを一つ選べ。
①小学校や高等学校の配置率は自治体によって差があるが,平成25年度には全国の公国立の中学校にSC が配置されるようになった。
②この事業にかかる費用は,当初は地方自治体が全額負担をしていたが、「スクールカウンセラー活用事業補助」で年々、国の補助率が上がり平成26年度までは1/2 である
③ 日本では、SC の資格として,一定のカリキュラムを持つ大学学部の卒業を基準とした臨床心理士が、最もふさわしいと見なされてきた。
④SC は,大災害や重大事案が生じたときに,当該地域以外から派遣されることがある。


予想問題3 SC の主な業務について述べた,次の①~④の記述のうちから,適切でないものを一つ選べ。
①児童生徒に対するカウンセリングでは,SCは、直面している問題について話し合うことが一般的であるので,雑談をしたり、いっしょに遊んだりすることはない。
②SC は知能検査や発達検査はあまり行わないが,言語的・非言語的交流を通して,子どもの問題の深刻さや克服の程度をアセスメント(査定・見立て)する。
③SCの保護者との面接では,コンサルテーションから始まるのだが,保護者本人のカウンセリングに移行していくことも珍しくない。
④教職員にはもっぱらコンサルテーションが行われ、教師が自分の問題をSCに相談することはない。


予想問題4 SC の業務について述べた,次の①~④の記述のうちから,適切でないものを一つ選べ。
①子どもたちが災害や事故,犯罪の被害にあったときや,自殺などの重大事件が起こったときなど,危機的な状況に直面した際のサポート(危機介入)を行う。
②教員研修を行って発達障害の子どもの特徴について解説したり,自殺予防のための授業を教員と共に行ったりする。
③SCは、カウンセリングで話された内容に対して守秘義務を負うので、いかなる場合も必ず本人の了解を得て、他の教師や関係機関との情報交換を行う。
④,SC は,虐待が疑われるケースで児童相談所やスクールソーシャルワーカーと連携したり,非行がある子どもの場合に,警察や教育委員会と連絡を取ったりすることもある。

解答
予想問題1 ① (昭和初期ではなく昭和26年)
予想問題2 ④ 
予想問題3 ① (実は、④も次の章の講師によれば×)
予想問題4 ③ (「できるだけ本人の了解を取るように努力する」)

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